ファイターズ
《ハム番24時》12月24日
街はクリスマスムード一色だが、鎌ケ谷スタジアムには関係ない。24日もいつも通り、自主練習に励む選手たちの打球音が鳴り響いていた。
白い息を吐きながら、黙々と走り込んでいたのは、来季ブレークが期待される3年目左腕・根本。この日はまず寮内でウエートトレーニングを済ませ、グラウンドではPC(外野のポールからセンターまで)を17本走り、その後は右翼後方の坂道に移動して8本、約50メートルの急勾配を駆け上がった。「走るのは嫌いじゃないです。坂道はよく走りますね。鍛えられる部分も平地とは変わってくると思うし、昔からやっています。クリスマスですけど、予定も何もないので、この後はご飯食べて、いつものドリルをやります」と、練習漬けのイブを過ごした。
今オフは自動車免許取得を目指し、教習所通いを続けていたが、23日で一段落。「毎日のように免許に行ってからだったので、ようやくゆっくり練習できる」とうれしそうだった。根本にとっては、好きなだけ野球の練習に打ち込めることが、自分へのクリスマスプレゼントなのかもしれない。