レバンガ北海道がホームで10戦ぶり白星 今季で引退・桜井良太が奮闘
■Bリーグ1部 第14節(12月24日、札幌・北海きたえーる)
▽レバンガ北海道77-64京都ハンナリーズ
10月8日以来のホーム勝利
レバンガ北海道が10月8日の開幕第2戦の秋田戦以来ホーム10試合ぶりの白星。前日は京都に大差で敗れたが、しっかり修正した。今季初先発のSG/SF桜井良太(40)が体を張った気迫のプレーでチームを鼓舞すると、Cトーマス・ウェルシュ(27)が11得点20リバウンド、1カ月半ぶりの先発となったSG/SFドワイト・ラモス(25)が10得点するなど、4人の外国籍選手全員が2桁得点をマーク。攻守がかみあい今季6勝目をもぎ取った。
〝レバンガサンタ〟に4000人ブースター歓喜
クリスマスイブの北海きたえーるに〝レバンガサンタ〟が舞い降りた。4000人以上のブースターに待望のプレゼントを届けた。第3クオーター(Q)開始早々に勝ち越した直後、今季2本目の3点シュートを決めた桜井は「とにかくディフェンスから入ることを意識していて、今日は足も動いて体の調子も良かったです。特に今シーズン、自分が活躍できると会場が盛り上がることは感じていて、3Qに3ポイントを決めた後はここが流れを持ってくるチャンスだと思ったので、その後のディフェンスは特に頑張りました」と笑みを浮かべた。
後半、相手外国籍選手をファウルトラブルに
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序盤は防戦一方。フィールドゴールの成功率が20パーセント台前半で第1クオーター(Q)は9-19と前日に続き嫌な雰囲気が漂った。第2Qは一転、SF/PFデモン・ブルックス(31)が8得点するなど、同成功率が40パーセント台に上昇。32-33と1点差に迫って折りかえした。後半は相手の外国籍選手をファウルトラブルに追い込み、有利に試合を運んだ。
小野寺HC「桜井は自分の役割を表現した」
小野寺龍太郎HC(42)は「自分たちがやらなければいけないことにフォーカスし、気持ちの部分でもカムバックできて、内容的にも良いゲームをすることができました。後半の入りで出たメンバーが自分たちの役割を遂行し、ベンチメンバーも含めて昨日の課題だった『ディフェンスとリバウンドで相手にアドバンテージを与えない』プレーができた時間が長かった。あえて個人名を挙げるとすれば、桜井選手はベンチでもコートで自分の役割をしっかり表現してくれましたし、結果として一体感のある組織的なバスケを体現することができた」。ベテランの尽力に感謝した。
桜井「来週末の重要な富山戦に連勝できれば」
年内のゲームは、富山とのホーム2連戦で最後。桜井は「毎試合4000人以上の方が来てくださっている中、負け続ければその数は減っていってしまうと思っています。ホームでの勝利にはいろいろなことが吹き飛ぶくらいの大きな力があると思っているので、来週末の重要な富山戦に連勝できれば、チームとしても気持ち新たに2024年を頑張れると思います」。今季初の3連勝で締めくくり、気持ちよく2024年を迎えてみせる。