札幌FW小柏剛がFC東京へ完全移籍
北海道コンサドーレ札幌は25日、FW小柏剛(25)がFC東京へ完全移籍することを発表した。
4シーズンでリーグ戦69試合15得点
小柏は群馬県出身。明治大在学中の2020年に札幌加入が内定し、同年は特別指定選手としてJ1リーグ戦4試合でプレー。翌21年から札幌に正式加入し、爆発的なスピードを武器に札幌の前線に欠かせないプレーヤーとして活躍した。特別指定時代を含む4シーズンでリーグ戦69試合15得点をマークしていた。小柏は札幌との契約を残していたため、移籍にあたっては高額の違約金が発生することとなる。
札幌を大きく上回る破格の条件提示
獲得オファーに対し、札幌も来季、そして数年後を見据える中でチームに欠かせないピースの一人として慰留に努めてきたが、FC東京から札幌を大きく上回る破格の条件を提示されたこと、小柏自身もここ2シーズンケガに苦しみ、その影響で納得のいく結果を残せなかったと感じていたことから、環境を変えてさらなる成長を目指すことを決断した。
「赤黒のユニフォームを着てプレーできたことは僕の誇りです」
小柏はクラブを通じ「北海道コンサドーレ札幌に関わる全ての皆様、いつも多大なるサポートをありがとうございます。リリースにありますように、この度FC東京に移籍することを決断しました。特別指定選手の頃を含め、約4年間本当にお世話になりました。この4年間で北海道コンサドーレ札幌というクラブ、また北海道という地に、サッカー選手としても人としても成長させていただきました。怪我により、皆様の期待に応えることができず、もどかしく苦しい時期が多くありました。しかし、どんな時もそばにいてくれる仲間そしていつも僕の復帰を待ってくれ、ピッチに戻った時には熱い応援をしてくれる最高のサポーターが支えてくださったおかげで、今の自分があると思っています。本当にありがとうございました。大好きなチームを去るという決断をするにあたり、サポーターの皆様に恩返しがしたい、コンサドーレでまだまだ成長したいといった想いと何度も葛藤しました。しかし、ここ最近は怪我や僕自身が伸び悩んでいたこともあり、一度環境を変える必要があると考えこの決断に至りました。僕の力不足でクラブにタイトルをもたらすことが出来ず、そしてたくさんの期待に応えることができず大変申し訳なく思っています。しかし、コンサドーレでプロサッカー選手としてのキャリアをスタートできたこと、札幌ドームで赤黒のユニフォームを着てプレーできたことは僕の誇りですし、この4年間本当に幸せでした。自分の夢の為に更に成長し、世界の舞台で活躍することで皆様にも誇りに思って頂ける様、精進して参ります。来季からはFC東京の所属となりますが、これからも北海道コンサドーレ札幌は僕にとって特別な存在です。今後もクラブが活気に溢れることを祈っています。重ねてになりますが、約4年間本当にありがとうございました」とコメントした。