ファイターズ
「スカウティングと育成」の見せどころ 支配下へ大量昇格の可能性も 球団幹部「そのために枠を残している」
残る支配下枠は「6」 期待の新戦力ズラリ
育成と勝利を両立させる。来季、巻き返しを狙う日本ハムは、現有戦力をフル活用しチーム力の底上げを図る。現在、支配下登録選手は64人。70人枠に余裕を残しているのは、ネクストブレークを期待される育成選手が数多くいるためだ。大逆襲を図る2024年。『スカウティングと育成』をチーム方針に掲げる球団が本領を発揮する。
山崎がFA加入 新外国人もバランス良く補強
今オフはFA戦線の目玉だった山崎の獲得をはじめ、外国人選手の加入など積極的な補強が目立つ。一方、チーム内でも着々と若い芽は育っている。育成の投手陣には、斉藤伸、福島、柳川ら将来性豊かな選手が多数在籍。4年契約を結んだ台湾の至宝・孫易磊は、世界で戦える素質を秘めている。
新庄監督の目に留まるのは!?
〝宝の山〟である若き才能の成長を信じ、支配下枠には6つの空席を残している。球団幹部は「新庄監督は、早い段階で育成選手から支配下への移行を検討している。キャンプ次第では3月とかね。そのために枠を残している。それ(昇格)に近い選手は実際にいる」。シーズン開幕を前に、若手が大量昇格する可能性は十分ある。