【新春特別対談】根本悠楓×細川凌平~前編~ お掃除術を伝授「片付けられない人には理由がある」
今季ブレーク必至の同級生コンビが初対談
2024年にブレークが期待される日本ハムの若き同学年コンビが、記念すべき初対談に臨んだ。昨季60試合に出場し、着実に成長を続ける細川凌平内野手(21)と、侍ジャパンでの活躍も記憶に新しい道産子左腕・根本悠楓投手(20)。性格に違いはあれど、野球への熱い思いは共通している将来のスター候補たちは、どんな未来予想図を描いているのか―。ざっくばらんに語り合った。全2回掲載の前編では、仲良くなったきっかけや、お互いの直してほしいところなど、2人の関係性に迫る。
初対面の印象はともに「?」
ー初対面の印象は
細川(以下、細)「いつ?」
根本(以下、根)「いやー覚えてねーな」
細「入団会見の時?」
根「その前の(新千歳)空港じゃない?違うか」
細「僕は伊丹から行って、千歳で集合だった。でも(白老出身の根本は)空港来てないやろ? ホテル直やろ?」
根「いや、マツ(松本遼大)とは空港で会ったよ。空港へ行って、バスで(会見場へ)行ったかな。マツは、めっちゃ覚えているんだけど…。ホソといつ会ったっけ?」
細「マジで全然、覚えてない。たぶん、その後ホテルに入るんですけど、その時に初めてあいさつをして、話した記憶があるな」
根「覚えてねー。俺ね、マツとフルさん(古川)とイソさん(五十幡)は覚えてる」
細「俺も、マツはメディカルチェック一緒だったから覚えてる。でもマジで(根本は)覚えてない」
夜間練習で急接近 互いの力を認め合った2人
ー仲良くなったきっかけは
細「でもやっぱりあれじゃない? 合同自主トレのやり始めぐらい。俺的に結構、印象に残っているのは、合同自主トレ中も夜間練習をやっていて、そこにハルカもたまに来たりしていたんですよ。その時に、(鎌ケ谷の)室内練習場で『キャッチボールやろうや』って言いました。プレーヤーとして、まだどんなピッチャーなのかも分からへんかったから、そこで初めて球を受けたんですよ。『こいつ球、速っ!』ってなった(笑)。それが自分的には印象的でした」
根「キャッチボールしたっけ? 全然、覚えてない…」
細「やったよ。速いというか、強いし、キレがエグかった。新人合同自主トレの夜。決められた練習ではなかったけど、やって、それは覚えている」
根「そのキャッチボールは覚えていないですけど、練習したのは覚えてる。毎日(細川が)めっちゃバットを振っていたのは覚えてる。『こいつ、なまら振るやん』って思った。毎日やってて、すごいなぁって。本人には言っていないですけど」
ーキャッチボールで良い球を見せてやろうとかは
根「最初なので気合は入っていたと思う(笑)」
性格は対照的 話好きの細川 寡黙な根本
ーお互いの最初の頃の印象は
根「(細川は)しゃべり出したら止まらないなって思いました。しゃべるの好きでしょ?」
細「しゃべるのは好きやな」
根「自分はあまり好きじゃないので。だから、おっ、めっちゃしゃべるなって思いましたね。(会話は)ほぼ野球のこと」
細「(根本は)マイペースやなって感じでしたけど、良い意味で、ずっと自分のやるべきことを淡々とこなすタイプなんやなって思いましたね。良い意味で、周りを見てへん」
根「それはホソもだよ」
細「すごい、ピッチャーっぽいなぁってイメージだった。合同自主トレは午前中にランニングメニューがあって、昼からはウエートメニュー。それが終わってからも走っていた。走るのは大事。それも人に言われることなく、淡々と走っていましたね」
昨秋に宮崎で初の会食 松本遼を加えた同級生会
ーそこから、今のように打ち解けるまでに何があったのか
根「ご飯へ行きだしたのは最近じゃない?」
細「コロナでずっと行けへんかったもんね。うーん、なんやろ。やっぱり同級生が少なかったので、話す相手も、野手は今でも僕1人なので、ハルカしか、しゃべる人がいなかった」
根「(松本遼と)3人でしゃべることは多かったよね」
細「ご飯はそれこそ(フェニックス・リーグが行われていた)宮崎で初めて行きました。3人で初めて。そろそろ3人で行こうよって。同級生会をそこでしました。やっぱり行ったら行ったで楽しくて、また集まろうって。そこから2回ぐらい行きました。同級生3人で」