冬季スポーツ
ジャンプ沙羅W杯遠征出発「不安より楽しみ」
■オンライン取材
「残り3カ月、自分のジャンプ完成させたい」
ノルディックスキー・ジャンプの高梨沙羅(25、クラレ)が5日、26日開幕のW杯遠征出発前にオンラインでの取材に応じた。
今季はいずれも札幌で行われた国内戦を3連勝。直近のUHB杯では、2位に60点以上の差をつけて格の違いを見せつけた。順調なスタートを切り「昨季は緊張や不安があったが、今は楽しみのほうが大きい。初めて(の感覚)かもしれない」と手応えを口にした。
渡欧後はスロベニア・プラニツァを拠点に直前合宿を行い、ロシアでの開幕戦に備える。年内は欧州を転戦し、年明けには札幌、山形・蔵王でもW杯が行われる予定だ。
代表に選出されれば3度目の出場となる北京五輪。女子ノーマルヒルはちょうど3カ月後の2月5日に行われる。「もう3カ月という残り期間ですけど、やれることはたくさんある。挑戦しつつ自分のジャンプを完成させたい」。悲願の金メダル獲得に向け、最後の仕上げに入る。