コンサドーレ
2023/12/30 16:30

札幌DF田中駿汰がC大阪へ完全移籍

4年連続30試合以上に出場

 北海道コンサドーレ札幌は30日、DF田中駿汰(26)がセレッソ大阪へ完全移籍することを発表した。田中駿は2020年に大阪体育大から札幌に加入。ルーキーイヤーからチームの主力として活躍し、毎年30試合以上に出場。今季はチームで唯一となる全試合先発出場を達成し、キャリアハイとなる4得点をマークしていた。札幌でのリーグ戦通算成績は134試合出場8得点。

残留交渉も条件面で折り合わず

 複数クラブからの獲得オファーが届く中、札幌も今後チームを背負っていく重要な選手だという思いから、条件面で上積みをして全力で残留交渉を行ってきたが、田中駿は検討の末、今後の日本代表入りを目指していく中で環境を変えることを決断した。札幌もオファー先との条件面での開きがあったことから慰留を断念することとなった。

「厳しい環境に身を置く事が、自分の可能性をもっと広げる」

 田中駿はクラブを通じ、「北海道コンサドーレ札幌に関わる全ての皆様へ。リリースにあります通り、この度セレッソ大阪に移籍する事を決断しました。4年間本当にお世話になりました。右も左も分からない自分を優しく温かく受け入れてくれた事はとても嬉しく、コンサドーレに加入できて心から良かったと強く思いました。コンサドーレの勝利に貢献したい、いつでも熱く声援を送ってくれるサポーターの皆さんにもっと勝利を届けたい、その気持ちが毎試合の原動力でした。ですが、なかなか思うような結果が出せず目標にしていたリーグのタイトル争い、ACL出場、カップ戦のタイトル、本気で目指しましたが何ひとつ達成できず、期待に応えることができなくて何度も悔しい思いをさせてしまい本当に申し訳ないです。自分の力不足を感じます。それでも変わらず見捨てずにサポートしてくださるサポーターの皆さんには感謝しかありません。 今回の決断は簡単には決める事ができず最後まで悩みに悩んで下した決断です。新しい環境に飛び込んで一から自分が試される厳しい環境に身を置く事が、自分の可能性をもっと広げるのではないかと思い移籍を決めました。こんな素晴らしいチームでプロのキャリアをスタートできた事は自分にとってのかけがえのない財産です。北海道コンサドーレ札幌に関わる全ての皆さん、4年間本当にありがとうございました」とコメントした。

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