札幌GK松原修平がJ2水戸へ完全移籍
函館出身、アカデミー育ち
北海道コンサドーレ札幌は30日、GK松原修平(31)がJ2水戸ホーリーホックへ完全移籍することを発表した。函館市出身の松原はU-15時代から札幌のアカデミーでプレー。2011年に岡山でプロキャリアをスタートさせると、讃岐、群馬、湘南、京都を経て、22年3月に札幌へ完全移籍で加入。札幌での2年間はリーグ戦への出場はなく、天皇杯1試合に出場したのみだった。
「このクラブで過ごす1日1日が本当に幸せでした」
松原はクラブを通じて、「この度、水戸ホーリーホックへ完全移籍する事になりました。札幌に戻ってきた時、クラブが選手として必要ないと判断したら、現役生活を終え指導者としてこのクラブや北海道の為に貢献したいと考えていました。昨年憧れであったコンサドーレに12年越しに加入し、30歳になった僕にとっては、このクラブで過ごす1日1日が本当に幸せでした。もちろん選手として試合に出たいのは勿論だったんですが、このクラブの為に今自分が置かれている役割を全うし、クラブの将来のため僕の将来のために過ごしていました。しかし、今年の終わりに入ってから僕の中で変化が起こりサッカー選手としてもっと評価されたいと思うようになりました。ミシャ監督、赤池GKコーチのおかげでサッカー人生で一番成長している2年間を過ごしたと思っています。それを発揮したいとここ最近思っていました。J1のピッチという壁が高く、中々出られない、でもこのクラブの為に役割を全うしたい。。。複雑な感情で、このシーズンオフを迎えていました。来年もその感情を押し殺し、札幌という大好きなクラブを支えよう、後何年できるかわからないけれど歯食いしばって頑張ろうと思っていました。その中で今回、水戸さんの方から話をいただき急な展開だったんですが、移籍を決めました。将来のコンサドーレの為将来の僕のためでは無く、今自分がサッカー人としてでは無くプロサッカー選手としてもう一度価値を高められる可能性があるクラブに行く事を決断しました。大好きな街、大好きなクラブ、大好きなチャント、大好きなサポーター。本当に2年間、僕に夢を見させていただき、夢を叶えさせていただきありがとうございました。サッカー選手として、札幌ドームのピッチに戻って来れる様に、水戸で頑張ってきます。お世話になりました」とコメントした。