【一問一答】地元白老で練習初めの道産子左腕・根本悠楓 開幕からローテ守って飛躍の年に
日本ハムの根本悠楓投手(20)が4日、地元の白老町で報道陣に自主トレを公開し、新年の誓いを立てた。虎杖浜神社を参拝してから、石段を使ったトレーニングを行い、坂道や砂浜をダッシュ。高卒4年目となる2024年は開幕ローテーション入りと規定投球回クリアを目標に掲げ、スタートを切った。一問一答は以下の通り。
―年末年始は、どう過ごしたか
「しばらく鎌ケ谷の方で練習していて、(白老町に)帰って来たのも遅かったのですが、1週間ぐらい地元で体を動かしていました」
―リラックスできたか
「はい、少しできました」
―地元での自主トレが恒例になっている
「短い期間ですけど、ちっちゃい頃に走っていたような場所を走っています」
―この場所への思い入れは
「そうですね、小学校の時からずっとここでトレーニングしているので、すごい懐かしい気持ちになります」
―今年でプロ4年目。抱負は
「去年、先発ローテーションに入って1年間、投げるつもりだったんですけど、思うようにいかなかったので、今年は去年の分までしっかり1年間投げられればいいかなと思います」
―このオフに強化したい部分は
「ストレートの強さを、もう少し求めて。あとは変化球。もっともっと精度を上げられれば、もう少し勝てるんじゃないかなと思います」
―侍ジャパンにも招集され、活躍。周りの期待が大きくなっている
「11月のアジア大会で少し良い結果が残せたので、その面で少し周りから言われることは多くなりました」
―期待を受けている中で、24年はどんな活躍をしたいか
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「自分のできることをしっかりやるだけなので、もう全力でやっていきたいなと思います」
―具体的に目標とする数字は
「数字は特にないんですけど、1年間しっかりローテーションで回れれば、自然と良い数字がついてくるかなと思っています」
―お正月に食べたものの中で印象的なものは
「そうですね、ツブ貝ときな粉餅ですね」
―地元での自主トレは1人で行っているのか
「トレーニング系は1人なんですけど、キャッチボールは中学時代の友達に手伝ってもらったり。1人でやることの方が多いですけど、中学、高校を思い出しながらできるので、鎌ケ谷とは違った気持ちで自主トレはしています。地元の人にあいさつをしつつ、1年間頑張るために地元でやっています」
―今年は新庄監督3年目。チームとしてどんな結果を残したいか
「しっかり優勝を目指してやっていきたいですし、自分もその中でしっかり戦力になれればいいかなと思っています」
―昨オフの取り組みの反省を踏まえて、今年はどう改善するか
「昨年はちょっと体重を落として(シーズンに)入ったけど、良くなかった。ウエート(トレーニング)もいつもより多く入れていたけど、やり過ぎると自分の投げる感覚が悪くなる。やらないという訳ではないが、自分に合った負荷でやっていこうかなと」
―昨年は体重を何キロまで落としたか
「結構落ちました。74、5キロくらい。筋肉量とかは全然落ちていなかったけど、ある程度、重たい方が自分には合っているのかな」
―筋肉量と体重は両方、増やしたいか
「そうですね。そんなに一気に増えるものではないので、2~3年を見据えて徐々にやっていきたい」
―ウエートをしすぎるのも良くないと
「高校の時はウエートをやっていなかったけど、プロに入ってやり始めて、もちろん球は良くなったけど、感覚が悪い状態でずっとテイクバックとかフワフワした状態で投げることも多かった。ウエートを少し落とした期間もあったけど、その時はすごく感覚も良くなったので、良いバランスでできれば。全くやらない訳ではないけど、その辺はしっかりと良い感じを見つけていきたい」
―11月、侍ジャパンで投げていたときは感覚が良かったか
「(10月の)フェニックス・リーグの時からずっと良かった。ちょっとフォームを変えたので、そこから合うようになりました」
―侍ジャパンで抑えられたことは、自信になったか
「役割が中継ぎだったので、投げても2イニングくらいと言われていて、全然、先発とは入りが違ったので、その辺は難しいですね。でも、フォークをあそこまで使えたのは良かったし、その辺は楽しみですね」
―フォークはスライダーにプラスして自信を持って投げられそうか
「そうですね。もう少し投げてみないと分からないですけど、侍ジャパンの時の感覚でいったら、良かったです」
―3月にも侍ジャパン強化試合がある
「もし、選ばれたらアピールしていきたいと思います」
―1年間投げ続けるために大切なことは
「ずっと同じ感覚では投げられないと思うので、感覚が変わってもそこでしっかり修正、適応していくように日頃からフォームチェックとかやっていきたいですね」
―建山投手コーチがテレビ番組で開幕ローテ構想を発表し、根本を入れていた。自身もイメージしているか
「オープン戦、キャンプでしっかりアピールしないと。悪かったら落ちると思うので、やることは変わらず、しっかりアピールしにいきたいと思います」
―2月のキャンプは最初の実戦から投げられる準備をするか
「そうですね。最初の方に投げれるようにしとけよと(指示を受けています)」
―ブルペンはいつから入るか
「1月の半ばくらいから入ろうかなとは思ってます」
―今年はオリックスから山崎が加入。刺激になるか
「ローテ争いが激しくなるというのはありますけど、いろいろ吸収できるものがあると思うので、その辺はうれしい部分ではありますね」
―開幕ローテに対する思いは
「もちろん。入りたいですし、入る気でいます」
―1年間、ローテを守ることが重要
「そうですね。1年間投げて規定(投球回)にいって。1年だけだとまだまだかなと思うので、それを何年もやっていかないと1軍のピッチャーとは言えない。2、3年、しっかり続けたいです」
―初詣は
「行きましたね。1日、白老の神社に行きました」
―願い事はしたか
「はい。先発ローテーションを1年間、けがなくやり切ると」
―おみくじは引いたか
「おみくじは次の日かな? 苫小牧の樽前山神社で引いて、吉でした。何が書いてあったかは、全然覚えていないです(笑)」
―テレビ番組で、ソフトバンクの和田からネクストブレーク選手として指名されていた
「見ました。うれしいですね。自分も長く(現役を)やりたい。40何歳まで。いいお手本。やる気も上がりますね」