【一問一答】万波が新年の決意 強欲な願い事、おみくじのこだわりとはー
日本ハムの万波中正外野手（２３）が５日、千葉・鎌ケ谷の２軍施設で自主トレを公開し、新年の決意を表した。昨年は２５本塁打をマークするなど大ブレーク。今年はチームのＡクラスと本塁打４０本を２大目標に定め、自費購入した弾道測定機器のトラックマンをフル活用しながら打力に磨きをかけていく。つかの間の休息となった年末年始の過ごし方にも触れ、個性的な初詣の作法や、おみくじに対する意外なこだわりを明かした。一問一答は以下の通り。
―ここまでの自主トレは順調か
「やりたい練習は全部、しっかりできているなと思いますし、課題も明確なので。まだまだではありますけど、克服に向かって１歩ずつ進めてる感じはあります」
―年末年始はどのように過ごしたか
「特になにもしていないですけど、大みそかには格闘技を見に行って。それぐらいですかね。でも、それはすごい楽しかったです」
―岡山にも行った
「母の実家があるので。岡山でお墓参りして祖父母に会って。いろんな人に会えたし、いい年末年始を過ごせたんじゃないかなと思いますね」
―お年玉をあげたり、もらったり
「もう、あげる側になっちゃいましたね。なっちゃいましたよ。なんか寂しい１月１日だなと、思いました。寂しいと言ったら変ですけど、なんか時間がたったなと思います」
―去年の活躍を振り返って
「まさに成長した１年だったかなと自分自身、すごい感じますし。最低、去年と同じか、それ以上の成績は（残したい）。そこを最低ラインとしたい。まず去年の数字をクリアして、そこにどれだけ上積みできるか。自分にとって真価が問われているかなという感じはします」
―今年はトラックマンを導入。常に進化して
「そうですね。去年の経験を生かしてもう１段、２段、レベルを上げたいなというか、大きく飛躍したいなという気持ちもありますけど。地力を付けるとか、段階を踏むというのは、自分の中ですごい大事にしているところがあるので。最低限、去年は絶対に上回る。その上で、（本塁打）４０本というところを一番大きい目標として、コツコツやっていければいいかなと思います」
―あらためてトラックマンを取り入れた意図は
「打球の回転数だったり、打撃フォームだったり、打球速度だったり、打球角度だったり…というのを、常に一目で把握できるというので。もっともっと上を目指すために、分かりやすい数字というのはやっぱりあった方がいいですし、試合で何キロ出ました、ということだけ分かっても、じゃあ練習でアベレージがどのぐらいで、というのはやっぱり分からないですし。自分で実際、計測すると、まだまだだなというのは本当に感じる。事実として数字が出るので、分かりやすく過去の自分との比較にもなりますし。シーズンに進んで、いい当たりを出したいのに出ていなかったら、やっぱり疲れているのかなとか。目で見える基準になるかなと思ったので、導入したという感じです」
―寒い時期でも打球速度やスイングスピードはシーズンと変わらないぐらいに保ちたいか
「そうですね。目指してはいますけど、やっぱり思ったより、打球速度は出ないので。寒いからなのか、分からないですけど。実際、それはキャンプに入って測ってみて、どれだけそこに差があるかで、また分かることかなと思います。今はとりあえず、出ている数字が全てなので。そこに対して、どれだけ伸ばしていけるか、というところかなと思います」
―打球速度とスイングスピードはどのぐらいの数字を求めているか
「今は１７０キロ出たり出なかったり、という感じなので。なんとか１７５キロ。練習の段階で、そのぐらいまでいけたらいいなと思います。あとは沖縄に行って暖かいところで。実際、手投げのピッチャーだったら、また変わると思うので。そっちに関しては測ってみてからじゃないと、なんとも言えないところでもあるんですけど、今はこのマシン打撃で１７５キロ、１月のうちに出したいなというところではあります」
―トラックマンのモニターに全部、分かるように表示される
「打球速度とか、回転とか角度とかいろいろ出て、その横に映像が。カメラ回している映像が。リアルタイムでずっとそういうのが一目で見られるのがすごいいいところじゃないかなと思います」
―打球速度は試合で１８１キロとか。理想の回転、角度は
「試合での回転とか、ちょっと分からないですけど、角度はやっぱり、できたら２０度とか、２５度とか。去年の平均が確か、１３度とかだったので、今年はそれをできたら１、２度上がったらいいなと思って取り組んでいるんですけど。回転数に関しては、試合ではあまり意識することはないですけど、練習の時に２０００回転以上いかないように。１０００台でいっていると、ちょうどライナーぐらいになるので。２０００回とかちょっと回転数が増え始めると、フライ気味になるというか。ちょっと下を打ちはじめることになるので。そうなるともっと速くなった時に、より下を振っちゃう可能性があるかなと、今、自分では感じているので。それをなるべく２０００以下に抑えたいかなと、そのへんは意識しながらやっています」
―角度がついたら、エスコンでもホームランが増えそう
「そうですね。ただ、もともと当てるのが得意じゃないですし、角度をつけるのは、自分の中で結構、怖さがあるので、そこはかなり慎重に。どちらかというと、打球速度とかを伸ばして、長打を増やしたいなと、そんな感じですね」
―きょうの練習中の打球で最速は
「１６８キロとかですかね」
―トラックマンを使い始めてから、上がってきているのか
「いや…横ばいですね。なかなか簡単じゃないですね」
―試合だと１８５キロぐらいが理想と。そこまでいけそうか
「１８５は出したいですね。いきたいですね。ただ、なんとも言えないです」
―いける数字だと
「はい。もちろん。いけないことはない。実際、そういう速度で打っている人はいるわけなので。いけないことはないと思っていますけど。体に関しても、もっと鍛えて強くしないと。現状はまだまだ技術的にかみ合っていないところも、もちろんありますし、体もベストとは言えないので、そこはおいおいという感じかなと思います。今はマックスを出すことが目標ではないので。シーズンになんとか、そういう数字を出せるように」
―来シーズンに向けて意気込みを
