２０２４年がスタートして５日がたち、鎌ケ谷では多くの選手が自主トレに励んでいた。昨季自己最多の６勝をマークした鈴木は２日から地元の千葉で始動。さらなる飛躍が期待される下手投げ右腕に、どんなお正月を過ごしたのか聞いてみた。

　１日は初日の出を見るため、午前３時半に友人宅を出発して車で九十九里浜へ。「（人生）初の初日の出でした。（日が出る前に）一回起きたんですけど、友達が起きてこなかったから、見なくていいかなと思ったけれど、無理やり起こされました」。挫折しそうになりながら、ちゃんと拝むことができたという。

　その日の夜は実家で家族とともに、かにしゃぶを堪能した。鈴木といえば、兄、妹２人がいる４人きょうだい。溺愛している女子高生の末妹へのお年玉はもちろん…。

　「まだ、あげていないです。忘れていました。最近、あまりねだられていないんです。バイトを始めて、自分で稼いでいるからかな。でも、また（実家に）戻るのでちゃんとあげますよ！」。意外な返答に一瞬驚いたが、やっぱり優しいお兄ちゃんでした。