夏季スポーツ
2024/01/05 21:50

旭川実業が岐阜済美に快勝してベスト16進出 エース笠井主将は14得点【春高バレー女子】

第2セット、旭実のエース笠井(左)がスパイクを決める(撮影・玉田順一)

■全日本バレーボール高校選手権 第2日(1月5日、東京体育館)
▽女子2回戦 旭川実業2-0岐阜済美

日本一に向けて まずは16強

 危なげなく初戦突破―。3年連続32度目の出場となった旭川実業は、岐阜済美(岐阜)をストレートで退けた。9月にU19世界選手権に日本代表として出場したエースの笠井季璃主将(りり、3年)は14得点を記録。本人は「全然ダメ」と振り返ったが、打点の高い強烈なスパイクで流れを引き寄せた。目標に掲げる日本一に向けて、まずは16強に進出した。

卒業後にトヨタ車体入りする笠井が勝負所でポイント奪う

 圧倒的な存在感だった。世代別の日の丸を背負い、卒業後にVリーグ1部女子のトヨタ車体クインシーズに入団する笠井に当然注目が集まった。旭川実業にとっては、この日が初戦ということもあり、1セット目は硬さも見られた。一進一退の攻防を続けていたが、勝負所では笠井がポイントを稼いた。一つのブロックポイントを含む8得点を挙げ、第1セット先取に貢献した。

第2セットは大差の25-10

 緊張から解き放たれたエースにもう心配はいらなかった。第2セットの4-3からは3連続得点を記録。大黒柱の躍動にチームも呼応した。オポジットの堀田柚音(2年)らも得点を重ねた。そして25-10と大差を付けて、白星をつかんだ。岡本祐子監督(45)は「初戦の入りが不安でした。1セット目をもたつきながらゲームメークして、2セット目は一気に行けた」と振り返った。

ミスした選手にも「笑顔で」

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい