郡司裕也 目指すは規定打席到達 おふくろの味でパワー充電「母親の春巻きは絶品なので」
鎌ケ谷の2軍施設で自主トレーニング
日本ハムの郡司裕也捕手(26)が6日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレを行った。年末年始は実家に帰省し〝おふくろの味〟を堪能してパワーチャージ。昨年6月に中日からトレードで加入した5年目捕手は、自身初の規定打席到達を目指す。
神頼みから脱却の2024年シーズン
昨季はキャリアハイのシーズンを送り、年末年始は「何もしてないです」と家でまったりと過ごした。まだ、初詣にも行っていない。「去年までは神頼み的な部分が多かったですけど、今年はもう見守っていただけるだけ。自分で切り開いていけるように。すごいクサイこと言ってますね」と照れた。
忘れられない恩師の教え
仙台育英高時代の恩師、佐々木順一朗監督からは「神様にお願い事はするな」と教えられてきた。「特に初詣とか、いろんな人がお願いしにきて神様も忙しいから、神様には頑張るから見守ってくれと言いなさいと。そしたら、大事な時に助けてくれるかもしれない。じゃあ、初詣に行かないといけないっすね」
神様に手を合わせることにしたが「おみくじは引きません」とキッパリ。「去年、大吉を引いて、いい年になったんで、ちょっと引くのが怖い。凶とか大吉だったらいいんですけど、変に小吉とか引いた時に微妙な心境になる」。どうぞ見守ってくださいと祈るのみだ。
正月だけはチートデー 本格始動で節制も再開
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この日から鎌ケ谷で本格的に始動。「今年初めて外で動きました」とグラウンドに姿を見せ、ランニング、キャッチボールなど汗を流した。オフは長打力アップのため、揚げ物を控えるなど節制している。とはいえ、お正月はやはり特別。「実家はチートデーとしてやらせていただきまして。で、見事に体脂肪もちょっと増えちゃったんで、またここからちゃんとします」
具だくさんの絶品春巻きを堪能 英気を養った
大好きな母の手料理がある。「うちの母親の春巻きは絶品なので。別に好感度を狙っているとかじゃないですけど。それだけは食べなきゃいけなかったので、それをドカ食いしてしまいました」
郡司家のごちそうといえば、肉、春雨、しいたけ、たけのこ、ニンジン、ニラが入った具だくさんの春巻き。「息子たちが帰ってきたら、春巻きみたいな流れがある。作るのめっちゃめんどくさいらしいんですけど、巻くのが大変らしいので。僕、家のしか食べられないので、外であまり春巻きを食べないんですよ」と絶品だという。
移籍2年目の今季は勝負の年 「いつも以上に大事」
おふくろの味に舌鼓を打ち、リフレッシュ完了。移籍2年目の今シーズンは勝負の年になる。「今年は、いつも以上に大事だなという思いがある。今後の野球人生的にも、今年1年どう過ごすかでガラっと変わると思いますし、今年ダメだったら『最初だけか』となりますし、今年頑張れば一気にいけると思う」と表情を引き締める。
春季キャンプ第1クールに照準 谷元さんの〝登板〟を熱望
1月は鎌ケ谷などで自主トレを行う予定。春季キャンプの第1クールに実戦が予定されており、「ドラゴンズではあまりなかったので、いきなりピッチャーのボールを打てるような実戦に向けた準備はしたいと思います」と万全の状態で臨むつもりだ。
「やっぱり生きた球を見ないといけないので。僕は谷元さんが投げてくれないかなって思っているんですけど。果たして鎌ケ谷にいるか」。中日時代にバッテリーを組んでいた谷元圭介さんが現役を引退し、今季から日本ハムのチームスタッフ(打撃投手)に就任した。「12月に聞いた時は『来るかも』と言っていたので、一応『投げてください』とは言いました。あの人も気まぐれなので(笑)。来てほしいです」と懇願した。
今季も〝持ち味〟発揮だ! 「調子に乗れるように頑張ります」
昨年はお立ち台で抜群のトーク力を見せ、ファンフェスティバルでは〝グン様〟として躍動。日本ハムファンのハートをガッチリとつかんだ。「なんかハードルを上げてしまったなって…。去年ふざけすぎたので、今年はちゃんとしようかなって。ちょっと変な目立ち方しすぎたので、野球で頑張らないと。ダメだったら、変なところばかり調子に乗りやがってと言われるので。調子に乗れるように頑張ります(笑)」。郡司らしさ全開で意気込んでいた。