夏季スポーツ
2024/01/06 21:25

旭川実業が31年ぶりベスト4進出 エース笠井季璃が2試合で66得点【春高バレー女子】

第2セット、旭実のエース笠井(右)がスパイクを決める(撮影・金田翔)

■全日本バレーボール高校選手権 第3日(1月6日、東京体育館)
▽女子3回戦  旭川実業2-1大阪国際滝井・国際
▽女子準々決勝 旭川実業2-1都市大塩尻(長野)

マーク集中するもスーパーエースが荒稼ぎ

 スーパーエースが、ベスト4に導いた。旭川実業は3回戦で大阪国際滝井・国際に2-1で競り勝って8強入りを果たすと、準々決勝では昨年の高校総体準優勝校・都市大塩尻(長野)を打ち破った。高校総体として開催された1992年以来の全国4強入り、現体制となった2011年移行では初めての快挙を成し遂げた。エース・笠井季璃主将(3年)はマークが厳しくなる中でも、2試合66得点と荒稼ぎ。7日の準決勝は昨年の高校総体、国体を制した女王・下北沢成徳と対戦する。

準決勝進出を決めてコートに崩れ落ちる

 勝利が決まった瞬間、笠井はうれしさのあまりコートに崩れ落ちた。1日で3回戦と準々決勝の2試合を戦う春高〝魔の3日目〟は、スタートから全開だった。大阪国際滝井・国際戦の第1セット、笠井はいきなり4連続得点をマークし、流れを引き寄せた。3セットで脅威の37得点を記録した。そして都市大塩尻戦でも6本のサービスエースを含む29得点。大黒柱として、これ以上ない働きを見せ、憧れのセンターコート切符をつかみ取った。

世界選手権で出場できなかった総体の分もぶつける

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