ドラ4明瀬諒介が入寮 大阪から夜行バスで移動も新調グラブ肌身離さず「大切に使っていきたい」
鎌ケ谷の「勇翔寮」に入寮 「ワクワクが大きいです」
引き締まった表情に、緊張と覚悟がにじんだ。日本ハムのドラフト4位ルーキー・明瀬諒介内野手(18)=鹿児島城西高=が7日、千葉・鎌ケ谷の球団施設にある「勇翔寮」に入寮した。
「不安もあるんですけど、ワクワクが大きいです。これからこの寮で生活をしますが、早く北海道で活躍できるように頑張りたいです」。1軍が戦うエスコンフィールド北海道でのプレーを思い描き、飛躍を誓った。
プロ入りを機に新調のグラブ 〝新庄流〟を期す
両親の実家がある大阪を夜に出発し、夜行バスとレンタカーで寮に到着。長距離移動の間も肌身離さず持参したのは、新調した阪神・佐藤輝モデルの三塁手用グラブだ。形崩れを防ぐため、カバンにはしまわず、大事に手で抱えて運んだ。
「プロになって初めて使うグローブなので、これを大切にして使っていきたいです」。プロ入りから引退まで1つのグラブを使い続けた新庄監督のように、愛情を込めて〝共闘〟していくつもりだ。
昨季ブレークの長距離砲に照準 「細かく聞いてみたい」
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右投げ右打ちで、高校では一塁手や投手も務めたが、「サードを守りたいと思っています」と、プロでは正三塁手を目標に掲げる。
高校通算49本塁打の長距離砲は「やっぱり、万波選手にバッティングのことについて細かく聞いてみたいです。体の使い方だったり、どうやったら打球を遠くに飛ばせるのかだったり」と、さっそく昨季25本塁打を放ってブレークした先輩を〝ロックオン〟した。
千里の道も一歩から 「諦めない」心で挑む
早期の1軍昇格を目標に掲げつつも、地に足をつけた成長プランを練っている。高卒1年目の重要課題に挙げたのは、けがをしない体づくり。「1年を通して戦えるような体づくりをして、2軍で活躍して1軍に行けたら。まずはけがをしないことが大事。食生活だったり睡眠だったり、そういったところをキチンとして、トレーニングをしっかりやっていけたら」と力を込めた。
大切にしている言葉は「諦めない」。たとえプロの壁にぶつかったとしても、大切な左手の〝相棒〟とともに乗り越えていく。