夏季スポーツ
2024/01/08 19:30

青森山田が2年ぶり4度目V 札幌市出身の正木昌宣監督、就任1年で全国制覇【全国高校サッカー選手権】

2大会ぶり4度目の優勝を決め、胴上げされる青森山田・正木監督

■第102回全国高校サッカー選手権 最終日(8日、東京・国立競技場)
▽決勝 青森山田3―1近江(滋賀)

 第102回全国高校サッカー選手権決勝が8日行われ、青森山田(青森)が近江(滋賀)を3―1で勝利し、2大会ぶり4度目の優勝を飾った。昨年10月に就任した札幌市出身の正木昌宣監督(42)が1年でチームを頂点まで押し上げた。現在はJ1町田で指揮を取る札幌市出身の黒田剛前監督(53)からバトンをしっかり受け取り、2大会ぶりの王座奪還を果たした。以下は正木監督の記者会見での一問一答。

「頑張ってくれた選手たちに感謝したい気持ちだけ」

―試合を振り返って
「本当に選手たちがこの大舞台で緊張することなく、今まで1年間で積み上げてきたハードワークすること、そしていい守備からいい攻撃90分間徹底してくれたことが全てだと思っているぐらい、最後までやってくれたと思います。まだ優勝した感覚もちょっとないけど、本当に頑張ってくれた選手たちに感謝したい気持ちだけです」

「びっくりした形で引き継ぎ、本当に試行錯誤しながらやってきた」

―母校を率いての優勝
「やはり母校で、選手権を優勝したいって思いで指導者になりましたし、去年びっくりした形で監督も引き継ぎまして、この1年は本当に試行錯誤しながらやってきましたけれども、本当に報われたという気持ちで、ただただ感謝しかないです」

「黒田前監督が作ってきてくれたベースに乗らせていただいて」

―選手権の優勝監督になることは想像していたか
「優勝する気持ちで指導者になりましたけど、このような形でできるとは当然思っていませんでしたし、一番はやはり黒田前監督が作ってきてくれたベースがありますので、そこに自分は乗らせていただいているだけです。1回優勝したことによって欲がもっと出てきそうなので、また来年から頑張りたい気持ちでいっぱいです」

青森山田が優勝し、応援席で笑顔を見せる黒田前監督(現J1町田監督)



―追いつかれた後の戦いぶりはどう見ていたか
「やはり近江さんは本当に力のあるチームで、得点力はかなり警戒していましたし、後半は選手交代やポジション変更から攻勢に来ることは十分想像していました。1点は取られましたけど、選手たちの顔を見ると全く動揺することなくプレーしていましたし、逆に締まったなという感じの顔つきでしたので、やり続けていれば必ず点数は取れるとミーティングでもずっと喋っていましたので、もう選手の状況を見て、特に何かやることなく、今までやってきたことをもう一回整理してやろうってことだけだったと思います」

「誰に相談することもなかった」

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