ファイターズ
ドラ3宮崎一樹が入寮 〝オレ流〟打撃バイブルで「トリプルスリー」狙う 年越しには…
グラウンドを目にしプロ入りを実感 「すごく楽しみ」
日本ハムのドラフト3位ルーキー・宮崎一樹外野手(22)=山梨学院大=が8日、千葉・鎌ケ谷の球団施設にある「勇翔寮」に入寮した。抜群の身体能力を誇る若きスター候補は「この日が近づくにつれて緊張が増していましたが、到着してグラウンドが見えてきた時に、すごく楽しみになりました。入り口のところに選手の写真があって、プロ野球に入ったんだなと思いました」と実感を込めた。
ミスター三冠王をリスペクト 著書はバイブル
野球本を3冊、持参した。中でも「右バッターで一番すごい選手だと思う」と尊敬する落合博満氏の著書「落合博満 バッティングの理屈」には年季が入っている。高校時代に初めて同著に出会い「一つ一つ、面白いことが多くて『ここまで考えるのか』ということばかりだった。バッティングは奥深い」と衝撃を受けた。以降は繰り返し熟読し〝オレ流〟の極意を頭に叩き込んだ。
打席でのルーティンもしっかりと踏襲
実際に、細部まで準備を怠らない落合氏の作法を打席で取り入れている。「本に、打つ前に打席にある穴を全部埋めると書いてあったんです。人がつくった穴ぼこがあると、うまくバランスが取れないと。あとは自分が穴のあるところに立つと、マウンドが高く感じてしまうので、できるだけその角度をなくすため、と書いてあった。高校時代からまねしてやっていました。しっかり(打席を)平らにしてから入るというのは、簡単にできるところだったので」。偉大な打者の繊細なこだわりに感銘を受け、自身のルーティンとした。