ファイターズ
《ハム番24時》1月8日
ドラフト1位ルーキーの細野が8日に鎌ケ谷の「勇翔寮」に入寮した。家電などの荷物の運搬には、家業の石材店で使用しているクレーン付きの3トントラックを使用した。引っ越し業者に依頼することもできたが「お金がかかるので、できるなら自分たちでやれた方がいい」と、家族の手を借りることにしたという。
運転を担った父がクレーンで荷台の冷蔵庫を降ろし、兄と細野が駐車場から寮まで運んだ。母と妹は小物類を運ぶ手伝いや、片付けに励んでいた。大切な家族の門出を祝う気持ちが伝わってくる光景に、ほっこりとした気持ちになった。
一方で、使うべきだと判断したところには惜しまず〝投資〟する。睡眠を大切にするドラ1左腕は、寮に西川社製の高級マットレスを2つ持ち込んだ。一つは特注品で、部屋で使う用。もう一つは持ち運びができるタイプで、遠征などの際に使用する。「WBCで大谷選手が持ってきていましたよね? それを見て、これぐらいしないとダメなんだと思って、お金をかけようと思いました」と昨春に奮発したという。
メリハリの効いたお金の使い方に、堅実で真面目な性格が垣間見えた。