ファイターズ
2024/01/12 06:00

伊藤大海 ダル流フォームで進化目指す「最初はまねから。自分でいろいろ試しています」

入念に指先の感覚を確認しながらキャッチボールを行った伊藤(撮影・桜田史宏)

チームとともに開幕ダッシュへ 投球フォームを改良

 日本ハムの伊藤大海投手(26)が11日、エスコンフィールド北海道で自主トレを公開した。今オフは投球をブラッシュアップするため、フォームの改良に着手。大リーグ・パドレスで活躍するダルビッシュ有投手(37)を参考に、新たな要素を取り込んだ。

 精度、威力をさらに高めたボールを武器に、自身初登板となる開幕戦から出力全開で勝負する。

変化球を交えて強めのキャッチボール

 3月29日のロッテ戦(ZOZOマリン)に照準を定め、順調に調整を進めている。この日は強めのキャッチボールを行い、変化球を交えながら入念に指先の感覚を確認した。

 「特に新しく球種を増やすというのではなく、1球1球の精度を確かめた。現代野球を見ると、真っすぐはもちろん大事だけど、それ以外の部分で打者を翻弄できるようなものがある。1つの変化球の中でバリエーションを出せれば」と練習の意図を明かした。

新フォーム確立へ試行錯誤 憧れの右腕を参考に

 試行錯誤を繰り返し、フォームをつくり上げている。投球時には、上げた左足をやや内側にひねってパワーをためる。その一連の動作は憧れのダルビッシュとよく似ている。

 「最初はまねから入った。参考にさせてもらって理解しながら。(本人に)聞いても同じ感覚ではないので、自分でいろいろ試しながらやっています」。昨オフ、自主トレを共にしたレジェンド右腕からヒントを得て、血肉に変えている。

左足をやや内側にひねってキャッチボールを行った伊藤

 

わずかな変化 それでも大きな効果 

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい