コンサドーレ
J2金沢から復帰した札幌GK中野小次郎 守護神獲りへ「全てを懸けて戦いたい」
昨季J2金沢でリーグ戦3試合に出場
■1月13日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
貪欲にレギュラーを狙う。J2金沢に期限付き移籍していたGK中野小次郎(24)が今季から札幌に復帰し、13日は若手主体の合同自主トレに参加した。金沢ではリーグ戦3試合出場にとどまったが、「激しい争いがあると思いますけど、僕がスタメンを取る気持ちでやっていきたい」と意気込んだ。精神面でタフになった中野が、GK争いをさらに混沌なものとする。
「無駄な1年ではなかった」「ハングリーになれた」
武者修行を終え、大好きな札幌に戻ってきた。思い描いていたような1年ではなかったが「無駄な1年ではなかったと思う」とキッパリ。「環境面で比べると札幌には劣るけど、ハングリーになれた。環境とかスポンサーさんに感謝しないといけない」。厳しい条件の中で闘ってきた1年間で、人として大きな経験を積むことができたようだ。
初の自炊生活「タフになった」
金沢では自炊などの家事も自分で行っていた。それまで料理をしたこともなく、移籍当初は時間を要したようだが、今では「煮物から炒め物まで作っていた。アスリートフードマイスターの人が作っているものに近い感じまでは作れるようになった」と胸を張る。「試合の経験は積めなかった事実はあるけど、タフになった。メンタル面でぶれなくなった」と自信を見せた。