１２日にバーヘーゲンの獲得が発表され、現時点で育成の孫易磊を含めて４人の外国人投手が加わることになった。投球スタイル、球種、性格など、それぞれの特徴を把握しなければならない捕手の労力は大変だろうと想像し、田宮に聞くと「そこはキャンプに入ってボールを受けて、コミュニケーションを取っていくしかない」と教えてくれた。

　進学校としても知られている成田高出身。英語で意思疎通を図る場面もあるのか、気になるところだったが「英語はノーです。全然ダメ。アイ、キャント、スピーク、イングリッシュです！」と即座に白旗を揚げた。ある程度、英単語の意味は理解できるが、リスニングが苦手と告白し「ネイティブな外国人の先生から教わる授業があって、話を聞きながら、みんなが笑っているんですよ。面白いことを言っているよと。僕は何で笑っているのか全然、理解できなかった」と苦い思い出に触れた。

　高校時代、定期テストの１週間前は野球部も練習を休止し、勉強に打ち込む決まりになっていたという。野球では突出した能力を発揮していたが、テスト勉強はあまり、はかどらなかったそう。「成績はクラスの下の方で、神セブンに入っていました。勉強ができないメンバーの神セブンがあって、その７番目ぐらいでした」。グラウンド上で頭をフル回転させている田宮にそんな過去が…。まさかの自虐的カミングアウトに、大笑いさせてもらった。