鎌ケ谷での新人合同自主トレ　第２クールに突入

　日本ハムのドラフト１位・細野晴希投手（２１）が１３日、千葉・鎌ケ谷で行われた新人合同自主トレに参加。ポール間走やキャッチボールなどで汗を流した。将来を嘱望されるゴールデンルーキーは、第２クール最終日の１５日に初のブルペン入りを予定。最速１５８キロ左腕が、いよいよベールを脱ぐ。

好みのカラーはグリーン　野球を離れればゲーマー

　力強いボールが空気を切り裂く。速球派左腕は気持ち良さそうに白球を投げ込んだ。身に着けていたのは、お気に入りの緑色グラブ。大人気ゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ』をとことんやり込んでいる細野は、ゲーム内に登場するキャラクターの英語名を刺しゅうしている。

　「スマブラで僕が使っているのはホムラ／ヒカリというキャラ。それが英語でＡｅｇｉｓと言われているので（グラブに）入れました。自分の名前を入れても面白くないなと思って。僕は野球とゲームしかやらない。（色は）緑が好き。ちょっとした小物も買う買わないは置いといて、緑に目が行くことが多いです」

プロ入り同期のライバルに対抗心

　前日１２日に参加したＮＰＢ新人選手研修会では、アマチュア時代から親交がある楽天のドラ１・古謝と再会。大学日本代表の仲間と旧交を温めた。細野は「古謝はマジでいい。僕から見ても、まだまだ伸びそうって分かるので恐ろしいです」と同世代のライバルへ対抗心を燃やす。

クール最終日のブルペン入りを予定　

　古謝は１１日に１２球団の新人１番乗りでブルペン入り。記事で動向を確認した細野は「見ましたよ。早いなと思いました」と大きな刺激を受けた様子だ。

　自身は今クール最終日の１５日にブルペン投球を予定しており「軽く立ち投げをやります。各クールの最終日にブルペンへ入ると言われています」と、はやる気持ちを抑えてマイペース調整を心がける。

将来性豊かなドラ１左腕　着実に力強く

　今はまだ、豊かな将来性を高める時期。大器の予感漂うサウスポーは、焦らず急がず才能を磨いていく。