冬季スポーツ
2024/01/13 20:00

【ジャンプ女子W杯】高梨沙羅と外国人選手の友情物語 ライバル・プレブツにスキー板貸す

2本目を飛んで暫定首位に立ち、笑顔で手を振る高梨(撮影・小松巧)

■ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯
▽個人第9戦(1月13日、札幌・大倉山ジャンプ競技場)

今季自己最高の4位

 予選を通過した日本勢9人ら40人が本戦に出場。上川町出身の高梨沙羅(27、クラレ)は、今季自己最高の4位に食い込んだ。種目別個人総合3位につける下川町出身の伊藤有希(29、土屋ホーム)は5位。初出場の岩崎里胡(下川町高3年)と最年少で2年連続出場の佐藤柚月(札幌日大高2年)は初の予選通過を果たした。14日も個人第10戦が行われる。

2本目121メートルでジャンプアップ

 降りしきる雪の影響で〟ホワイトアウト状態〟だったが、高梨の2本目の直前に視界が開けた。1本目112.5メートルの8位から大きく飛距離を伸ばす121メートルで一気にジャンプアップした。「昨日の反省点をしっかり生かして今日のジャンプにもつながった。納得はできてないですけど、現時点でできる限りのことはできたと思いますし、まだヤンネコーチの理想にはほど遠いジャンプをしているので、少しでもそこに近づけるようにしていきたい」と、札幌大会最終日で2季ぶりの頂点を狙う。

2本目を飛ぶ高梨

 

外国人選手10人の用具が予選までに届かず

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい