冬季スポーツ
【ジャンプ女子W杯】高校2年の佐藤柚月がW杯デビュー「気楽に飛ぶことができました」
■ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯
▽第9戦(1月13日、札幌・大倉山ジャンプ競技場)
38位で予選通過
2年連続出場の最年少、佐藤柚月(札幌日大高2年)が38位で初めて予選を通過し本戦出場を果たした。1本目に90メートルで2本目には進めなかったが、将来の五輪出場へ確かな一歩を刻んだ。
前日の公式練習113メートルには及ばず
雪が降りしきる悪コンディションの中、地元札幌でほろ苦のW杯デビューを果たした。前日の公式練習では113メートルを飛んだが、「まずは予選を通過しないとって思いだったので、予選はすごい緊張してたんですけど、1本目は気楽に飛ぶことができました。アプローチ(助走)がそんなにうまくいったって感じではなかったんですけど90メートル。そんなうれしい距離ではないんですけど、とりあえずは無事に飛ぶことができて良かったです」と胸をなで下ろした。
昨季は45位、52位で予選落ち
昨季は開幕戦の名寄2連戦で連続4位に入り、初切符を獲得。しかし、W杯予選では45位と52位で本戦出場を逃した。オフには体幹を鍛え、初めてバーベルを持ってスクワットを行うなど、本格的な筋トレを開始した。
蔵王大会出場せず、ジュニア世界選手権、ユース五輪へ
次週の蔵王大会には出場せず、初のユース五輪(1月20日、韓国)、昨季団体金メダルを獲得したジュニア世界選手権(2月7日、スロベニア)へと、世界の同世代との戦いに挑む。ユース五輪では旗手を務める。「世界ジュニアは個人でもトップ10に入って、団体では優勝して、ユースオリンピックでも個人でも団体でもメダルを取りたい」。いまは一つでも経験を重ね、世界へ大きく飛び立つ実力を蓄える。