ドラ2進藤勇也 高校同期のヤクルト1位・西舘にメラッ「一緒にやってきた仲だけど、負けたくない」
鎌ケ谷で奮闘中 新人合同自主トレ
日本ハムの新人合同自主トレは14日、第2クール2日目を迎えた。ドラフト2位・進藤勇也捕手(21)は体幹トレーニングや短距離ダッシュなど基礎練習に取り組み、キャッチボールでは自慢の強肩を披露した。
即戦力の呼び声高いルーキーは、着実にプロの階段を上っている。
最大の武器・鉄砲肩を披露 「自信を持ってます」
パワフルな送球が、ひときわ目を引いた。白球は低い軌道を保ったまま、約60メートル先で待つ相手の胸に届く。進藤の鉄砲肩には一見の価値がある。「(遠投は)あまり測らないけど、たぶん120メートルぐらい。そこは自信を持ってます」。過去に最高球速は147キロを計測。定評ある守備力の中でも、肩は一番のセールスポイントだ。
強肩のニックネームを募集!?
ソフトバンク・甲斐の『甲斐キャノン』や、阪神・梅野の『梅ちゃんバズーカ』など、強肩捕手には異名が付く。進藤は「まだないので、これから周りの方に付けてもらえたら」。にっこり笑い、将来的に代名詞となる言葉を求めた。
元相棒と再会 湧き上がる対抗心
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かつての仲間と活躍を競い合う。12日に行われたNPB新人選手研修会では、筑陽学園高時代にバッテリーを組んだヤクルトのドラ1右腕・西舘と再会。「全然、久々じゃないけど、ずっと一緒に話をしてました」と、気心知れた元相棒との会話を楽しんだ。
2人は年末年始も母校で一緒にトレーニングを実施。「キャッチボールをしたり、プライベートな話をすることが多かった」と充実の時間を過ごした。話題がドラフトに及んだ際には「彼はドラフト1位。その話をずっとしてて刺激になりました。一緒にやってきた仲ではあるけど、負けたくない気持ちがある」と対抗心が湧き出した。
プロの世界でさらなる飛躍へ ブレない自己研さんの姿勢
ドラフトの順位は異なるが、プロの世界に入れば、横一線のスタート。アピール次第では評価を一気に覆せる。アマNO・1捕手と呼ばれた男は「周りから言われていることは、あまり気にしていない。自分のやるべきことや目標があるので、そこに向かってやるだけかなと思います」と、周囲に流されず自然体の姿勢を貫く。
目指すは開幕1軍 「自分の中では順調かな」
プロ入り後、最初の目標は開幕1軍メンバー入りだ。「体の状態もいい。徐々に上げていけているので、自分の中では順調かなと思います」。どっしり構えて、キャンプインの時を待つ。