三上代表取締役GMあいさつ全文 「J1で1桁順位をキープ。成長を促すために楽しむ」
■キックオフ2024(1月14日、札幌ドーム)
クラブの目標と将来的なビジョン
株式会社コンサドーレの三上大勝代表取締役GM(52)が14日、札幌ドームで行われたキックオフイベントであいさつし、クラブの目標と将来的なビジョンを語った。あいさつ全文は以下の通り。
みなさん、こんにちは。改めまして、本年もよろしくお願いいたします。まずはきょう、こういう形でチームを育ててきたこと、みなさんのご支援があってこそです。本当にありがとうございました。
タイトルを獲りにいく
昨シーズン届かなかった目標、そこに向け、改めて新しい選手を加え、きょう以降、みなさま方を含め、チーム一体となり、目標に向かっていきたいと思っています。目標、それは昨年同様に、まずはやはりJ1で1桁、この順位を常にキープしていく。その中でタイトル争い、タイトルを獲るためにどういうことがあるのかということを、もう一度経験する立ち位置でやっていきたいと思っています。
サッカーを楽しみながら成長にトライ
それを念頭にクラブとして勝つためには、そこには選手の成長が必要であり、その成長を即すものの大きなエネルギーとしては、絶対的に楽しむことだと思っています。ここ数年、そして昨シーズンが終わったあと、そして何よりも今、この壇上に立っている多くの選手と話をさせてもらう中で、勝つために必要な成長を促すための楽しむということ。それをこの札幌で、この赤黒のユニホームでそれを感じてくれている、そして今年もその楽しみを札幌でやりたい、そう思ってくれている選手が集まってくれました。到達できていなかった楽しむ成長、そこからの結果、ここに今シーズン改めてトライをしていきたいと思っています。
23年シーズンは過去最高の収入
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一方で、クラブの経営的なお話を少しさせていただきますと、昨年2023年時点の決算期、具体的にはこれからになりますが、速報値として、興行収入、過去最高の収入を得ることができました。パートナー収入、同じくパートナー企業数、そして収入金額も過去最高水準ということになっております。もう一つの収入の柱であるMD事業、これに関しても非常に多くの利益を上げ、過去最高となりました。これは社員、スタッフ、そしてここにいる選手含め、さらにはパートナー企業のみなさま、ここにお集まり、そしてきょうはここに来られてはいないけども、我々を支援していただいているサポーターの方々の力でそのようなことになっています。特にみなさま方がチームを札幌ドーム、アウェーの場に駆け付けて声援を送る、支援する。その他にも、うちを支援しただいているパートナー企業を、みなさんが支援するという行動が、23年シーズンの過去最高の収入を得ることができた結果になったと思っています。
クラブ創設30周年を迎える26-27シーズンに大きな結果を残す
ただ一方で、全国にあるJ60クラブの中で、残念ながらまだまだ15番目ぐらいの位置です。この先、今年の厳しいシーズンを乗り越え、まずはみなさま方と中長期の目標として、クラブ創設30周年にあたる26-27シーズン、これはみなさま方もご存じのように、昨年末に決まりましたシーズン移行が始まっていく年でもあります。だからこそ、降雪地域である我々がそのシーズンでクラブ30周年というものと同時に、大きな結果を出すことにクラブとして意義を感じています。
目標にサポーターと向かっていくための1年目
そこまでの絵の中で、みなさま方と一緒になって向かっていきたい。その1年目が今年だと思っています。何よりも、先ほど申し上げた通り、この赤黒のユニホームで出られる選手、出られない選手、いろんな思いがある中でも、最終的に本当に楽しかった、自分なりに成長できたと、そして24年シーズンもまた楽しみ、成長を感じながら勝ちたい、勝ちにいこうと集まってくれたメンバーです。ぜひみなさん、昨年同様の、いえ、それ以上のご声援をいただけると幸いです。本当にきょうはありがとうございました。