背番号88に変更した札幌DF馬場晴也 パリ五輪世代ライバルと「刺激し合っていければ」
■キックオフ2024(1月14日、札幌ドーム)
2024年を飛躍の年にするために
大好きな番号を背負い、2024年をさらなる飛躍のシーズンにしてみせる。北海道コンサドーレ札幌DF馬場晴也(22)は、今季から背番号を「88」に変更。自身の目標と公言するパリ五輪を半年後に控え、同年代の仲間たちと共に切磋琢磨してレベルアップを図り、大舞台への切符を手にしてみせる。
加入初年度は背番号3
昨季はレギュラー番号とも呼ばれる1桁の「3」を背負ってリーグ戦21試合に出場した。だが、キックオフイベントで札幌ドームに姿を現した馬場の背中には「88」という名字にちなんだ大きな番号が刻まれていた。「自分が一番好きな番号なので、付けられてうれしいなって思います」。
88といえば馬場となるように
小学生時代に背番号として選び、自家用車のナンバーにもするほど好きな番号だという。「ずっと付けたかったんですけど、プロになった時は50以上がダメで。去年はそれを知らなくて、三上さんに「3」か「6」を付けてほしいと言われたので、そのときは「3」にしましたけど、今年変えていいということだったので、変えたいですって」と、変更の理由を明かした。「なかなか88を付けている人はいないと思うんですけど『88と言ったら馬場選手だよね』みたいな、そういった番号になればいいかな」と、Jリーグでも「88」が自らの代名詞となるような活躍を目指す。
チーム内にパリ五輪狙える世代が多数在籍
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
今季はU-22日本代表のMF近藤友喜(22)が加入。ポジションこそ違うものの、同じくパリ五輪を目指している選手の一人だ。「遠征で一緒になったことが無いので、どういった選手かというのはあまり分からないけど、友喜くんもそうですし、もちろん(大森)真吾もいる。(岡田)大和だったり(田中)克幸、下にも(西野)奨太だったり、自分と同じ世代のパリを狙える選手がたくさんいると思うので、キャンプの1日目からお互い刺激し合ってやっていければ」と話すように、チームには馬場や近藤以外にもパリ五輪を狙える世代が多数在籍。互いに高め合ってレギュラー争いに絡んでくるようであれば、札幌が目標に掲げる1桁順位、タイトル獲得がより現実味を帯びてくるはずだ。
厳しい立場にいることを認識
馬場は昨年のアジア大会以来、U-22代表への招集は見送られている状況で、厳しい立場にいることは自らも認識している。「そこを意識しすぎず、まずは札幌で自分のプレーを出してチームに貢献するというのを一番に置いて、その中で選ばれればいいというぐらいのモチベーションでやる」と、不動のレギュラーをつかみ取ることに照準を定める。
キャンプでは「120%でやっていきたい」
札幌で2年目のシーズンがまもなく本格スタートする。「去年と比べたらチームに慣れて、ピッチ外のことに気を遣わなくていいので、本当にサッカーに集中できるキャンプ。いいスタートダッシュが切れるように、明日から120%でやっていきたい」。大きくなった背番号と共に、自身の存在感も大きくすることができるか―。今シーズンの「88」に大注目だ。