ドラ2進藤勇也 同期・細野の初ブルペンを絶賛「手元での強さもあるしフォームもきれい」
ドラ1左腕と再タッグ ブルペン投球で女房役
日本ハムのドラフト2位・進藤勇也捕手(21)が15日、千葉・鎌ケ谷で行われた新人合同自主トレに参加。プロ入り後初の投球練習を行った同1位の細野晴希投手(21)とブルペンで共演した。
大学日本代表にもバッテリーを組んでいた女房役は、あらためて左腕が秘める潜在能力を実感。世代トップクラスの実力を示してきた即戦力ルーキーたちは、キャンプインへ向けて着実に歩みを進めている。
美しい球筋&伸び あらためて、ほれぼれ
立ち投げで約20球。糸を引くようなストレートを、次々とミットに収めた。細野のボールを受けるのは、最速158キロを計測した昨年8月の高校日本代表戦以来となった。
約5カ月ぶりにコンビを組んだ進藤は「まだマックスではないけど、本人も良い状態と言ってるので順調かなと思います。手元での強さもあるしフォームもきれいですね」と賛辞の言葉を並べた。
即戦力捕手が特長を解説 「どの球種も質が高い」
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大学日本代表では、後にチームメートとなる男のポテンシャルを直接、肌で感じ取った。「変化球も非常にキレがあるし、落ちるボールもある。ストレートだけが魅力の選手ではなくて、どの球種も質が高い。上から投げ下ろすので、打者が高めの真っすぐに反応しやすいし、実際に米国で受けた時にも高めは有効だった」と、熱っぽくドラ1左腕の特長を説明した。
投手の力を引き出すのが扇の要 今からシーズンを思索
その能力を最大限に引き出すため、シーズン前の今から思考を巡らせている。「(大学時代の)リーグ戦の結果を見ていると、荒れてしまったり、制球がつかないことが多い。ちょっと悪かった時に考え込んでしまって、そうなっているイメージ。真面目というか…もっと遊び心があってもいいのかな。これからも話をしながらやっていきたいし、コミュニケーションを大事にしたいと思います」と想像を膨らませた。
大学NO1キャッチャー グラウンド外でも左腕にロックオン
洞察力の鋭さはグラウンドを離れても変わらない。大人気ゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」に熱中する細野の姿を、つぶさに観察している。「細野は〝ガチ勢〟なので、ノートをつけながらゲームをやっているんですよ。スマブラのノートがあって『こういう時は、こうやった方がいい』とか手書きしている。全然、訳が分からない。いつか1回対戦して、倒してやろうと思います」。黄金バッテリー結成へ、相棒の全てを知り尽くすつもりだ。