《沖縄キャンプ初日》自分たちが必ずできる、やれると強く思っている
■1月16日、沖縄県・金武町陸上競技場
―ペトロヴィッチ監督にとって札幌で7年目のシーズンが始まった。キャンプ初日を迎えた心境は
新シーズンが始まるということで、私自身は前向きな気持ちで新シーズンに入ったし、常に自分の仕事、自分のチーム、自分の選手たちを信じているし、自分たちが必ずできる、やれると強く思っている。
ただ反対に、昨シーズンから重要な選手が複数抜けた中でチームをもう一度つくり直さなければいけない部分もある。新しい選手たちも入ってきた中で、この準備期間でハードにトレーニングを積みながら我々が昨シーズンもっていたレベルまでチームを上げていかなければならないだろう。
重要な選手が抜けた中でどういうふうにつくっていくかが大事
―2月10日まで続く沖縄キャンプでのテーマは
先ほども言ったとおり、重要なポジションの選手が抜けたことで、そこをしっかりチームとしてどういうふうにつくっていくかが大事になってくるだろう。
特にビルドアップのところで言えば、DF田中駿汰が抜けたポジションを誰が、チームとしてどのように、やっていくのか。そしてサイドも重要な選手が抜けた中で、サイドの選手をどういうふうにチームとして、誰がやっていくのか。
トップに関しては(FW鈴木)武蔵が今年加わった。もちろん札幌から数年離れている中で忘れている部分もたくさんあるとは思うが、元々やっていた選手なので、自分のポジションとしての役割は徐々に思い出していってくれるだろう。
ビルドアップ、サイドの部分をつくることができればOK
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先ほども言ったように、ビルドアップの部分、そしてサイドの部分といったところの重要な選手が抜けた中で、そこをチームとしてどういうふうに機能させていくかが、この時期での我々の課題になってくるだろう。その部分が我々としてうまくつくることができればOKだろうし、それができなければ非常に難しいシーズンの入りになっていくだろう。
―今季からコーチ・スタッフ陣のウエアの色が白になった
ヨーロッパでは、白は「白旗を振る」という負けた方のチームの色になるが、日本は「白星」という前向きな考え方もあると大輔(杉浦コーチ)から聞いた。私はもう日本も長いので、日本的な方を選ぼうかと思っている(笑)。
オフは飲んで食べて大変忙しいものであった
―年末年始はどのように過ごしたか
休み期間はなかなか忙しい日々だった。私の嫁はスロベニアの出身で、私の自宅はオーストリアにあって、私の地元はセルビアだ。いろんな友人、知人、あるいは親戚と会う中で毎日飲んで食べて飲んで食べてと、飲み過ぎ食べ過ぎでストレスな日々だったのもあるが(笑)、久しぶりに会えた方々もたくさんいたし、楽しくすごく幸せな時間ではあったが、久しぶりにいろいろな所に行くと、それはそれで大変忙しいものであった。ただ、まあ良かったですよ。
被災された方には本当にお見舞いを申し上げたい
―日本では元日に大きな地震があった
私もニュースを見たし、大輔からも情報をもらって、そのことについてたくさん聞いたが、被災された方へのお見舞いと亡くなられた方へのお悔やみを申し上げたいと思う。
本当に日本は地震の非常に多い地域であるし、私がこれまでいた期間の中でも多くの地震が起こった。決して良いことではないが、ただそうした自然災害とも我々は向き合って生きていかなければいけないのも事実だろう。ただ、先ほども言ったように被災された方には本当にお見舞いを申し上げたい。