清宮幸太郎 レイズ移籍の上沢との秘話を語る 万波、野村と4人で集まった『上沢会』
鎌ケ谷で自主トレーニング エースへの思いを披露
日本ハムの清宮幸太郎内野手(24)が19日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレ。米大リーグ・レイズと契約を結び、エスコンフィールド北海道で移籍会見を行った上沢直之投手(29)との知られざる秘話を明かした。
上沢から〝KMJ砲〟に直々の誘い
シーズン終盤のビジター遠征中。日本ハムの未来を担う清宮、万波、野村の〝KMJ砲〟がエース右腕から食事に誘われた。
「上沢さんとの思い出は、ジェイ(野村)とマンチュウ(万波)と僕で『上沢会』をやったことです。上沢さんが(米国に)行っちゃうかもと分かっていた時で、おまえらが引っ張ってくれよという感じで言ってもらいました。最後にいい思い出ができました」。楽しいひとときを過ごし、決意を新たにした。
1年目に目の当たりにした完封劇 「めっちゃエースな感じ」
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
清宮がプロ入りした2018年。上沢は先発ローテーションの柱を担っていた。「1年目とか、めっちゃエースな感じで。東京ドームで完封した時は僕もいましたし、超頼れる先輩です」と憧れのまなざしを向けていた。
一人の人間としても尊敬 ギャグセンスにも脱帽
マウンドを離れれば、陽気でギャグセンスが良いお兄さん。「すごくみんなに気を使いますし、僕らみたいな選手にも優しかった。何より面白い。選手会納会とかでも、めちゃくちゃ場を回すので、そこはすごいなって思いました」。プライベートでも食事に連れて行ってくれ、「ピッチャーの先輩で唯一ご飯に連れて行ってくれる。もっとたくさん話したかった」と寂しがった。
信じて疑わないメジャー昇格 「あの人なら乗り越えられる」
大好きな先輩右腕は、マイナー契約といういばらの道を選んだ。「めっちゃ上沢さんらしいですよね。成功する未来しか見えない。上沢さんは絶対に何かを乗り越えて強くなる人。ピッチングスタイルとかも、決して(調子が)良くなくてもしっかり試合をつくる。それが上沢さんのすごいところ。あの人なら乗り越えられる」と目をキラキラと輝かせた。
7年目を迎える24年シーズン さらなる飛躍へ気持ち新た
長年チームを支えてきたエースが抜け、今季7年目を迎える清宮に懸かる期待は大きい。これまで副会長を務めていた上沢に代わって、選手会役員に〝入閣〟することも決まった。「頑張らないとですね!」。『上沢会』での思い出を胸に、さらなる飛躍を遂げる。