札幌は武蔵だけじゃない! FW大森真吾ハット&FW出間思努4得点 若きストライカーがゴールラッシュ
【コンサドーレ沖縄キャンプ】
■1月20日、沖縄県・金武町陸上競技場
▽練習試合(45分×2) 北海道コンサドーレ札幌13-2FCセリオーレ(3-1、10-1)
【札幌の得点者】鈴木、浅野、小林、大森×3、岡田、出間×4、田中宏×2
20日の練習試合(対FCセリオーレ)の2本目では2年目のFW大森真吾(22)がハットトリックを達成。ルーキーFW出間思努(18)も4得点をマークするなど、北海道コンサドーレ札幌の若きストライカーコンビが大爆発を見せた!
45分間で10得点のゴールラッシュ
45分間で10得点、〝超〟ゴールラッシュの口火を切ったのは大森だった。2本目開始早々の2分、ペナルティーエリア内で相手の連係ミスに乗じてボールを奪い、きっちりゴールに流し込んだ。
「別にそんなにうれしいとかはないです」
19分にも右サイドからのマイナスのクロスを押し込んで2点目を上げると、37分にもゴールをゲット。今季初の実戦で見事にハットトリックを達成したが、試合後の取材の際には浮かれることなく「別にそんなにうれしいとかはないです。決めてなかったら相当焦ってましたけど、相手も疲れていたので」と、慎重な姿勢を見せる。だが〝とある事情〟で取材に参加していたGK高木駿(34)から「でも1点決めるのは大事だと思います」と褒め言葉をもらうと「ありがとうございます! 先輩にそう言ってもらえてうれしいです!」と表情を崩した。
実は「すごい笑顔でしたね」とGK高木
その高木が「点を決めた後、すごい笑顔でしたね」と語ったように、今年のキャンプのトレーニングは昨年に比べ柔らかい表情が増えた。「去年はかなりメンタルがきつかったので。年が変わってリフレッシュできたかなと思います」。大きな期待を受け札幌に加入した昨季はなかなか公式戦でゴールを決めることができず悩み苦しむ日々を過ごしたが、11月25日のアウェーFC東京戦で約40メートルのロングループシュートを決めプロ初ゴール、モヤモヤを吹き飛ばした。昨年手術した右脛骨も「もうほとんど大丈夫」と、心身共に良いコンディションをキープして定位置奪取にチャレンジする。