アイスホッケー・北海道ワイルズが札幌で練習試合 代表合宿選出のDF米山幸希「自分たちの存在価値を感じて」
▽練習試合 レッドイーグルス北海道6-5北海道ワイルズ※延長サドンデス(1月20日、札幌市月寒体育館)
20、21日、札幌でレッドイーグルスと
アイスホッケーの北海道ワイルズが1月20日、札幌市月寒体育館で現在アジアリーグ2位のレッドイーグルス北海道と練習試合を行った。今季は同リーグへの参戦がかなわず全日本選手権など大会出場は限られるが、1月23日から苫小牧で始まる日本代表合宿に、道産子のDF米山幸希(23)とFW大津晃介(30)、DF大津夕聖(28)が招集された。21日も同会場で練習試合が行われる。
次こそ新年初勝利だ
ワイルズにとっては、23年12月24日に苫小牧で行われたクリスマスゲームのイーグルス戦以来、約1カ月ぶりに強度の高い相手とマッチメークを実現した。前回対戦は1-2の敗戦。米山は「前回、クリスマスで負けてから、ずっとこの日に向けて練習をやってきた。スタートはイーグルスにちょっと圧倒されちゃいましたけど、途中から自分たちのやりたいホッケーができた。あとはスタートの気持ちの入り方だけかな」。21日こそ、新年初勝利をもぎ取る。
「あと5試合。いろんな人に見てもらいたい」
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
2023年5月に釧路に誕生したプロクラブ。賃金問題でひがし北海道クレインズから多くの選手が移籍してきたが、釧路出身の米山もその1人だ。チームは来季のアジアリーグ参戦を目指していたが昨年12月に参戦断念した。メンバーはなかなか目標を見いだすことが出来ない中で練習をこなしている。「僕らは今のところあと5試合。そこの試合でいかに自分たちの存在価値みたいなものを、いろんな人に見てもらえるか、みんな一番に考えてやっている。チームのファンもやっと根付いてきて、少ない試合でも何か感じてもらえたら」。プロアイスホッケー選手として自らのパフォーマンスを示すことで、未来を切り開こうと模索する。
ワイルズから日本代表合宿に3人選出
2月にハンガリーで行われる2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪3次予選へ向けた、日本代表合宿が1月23日から行われる。4日間の合宿には23人が参加。ワイルズからは米山ら3人が選出された。「去年も世界選手権に選んでいただいた。パワープレーとかで試合に出させてもらって、攻撃が僕の売りなのかなと思いますけど、去年外国人と試合をしてフィジカルに課題を痛感した。環境も変わりましたけど、選ばれたらどれだけ通用するか試したい」。氷都・釧路から、世界で戦える力があることを証明してみせる。