20日の練習試合で対戦した札幌OBのMF上里一将&FW上原慎也が古巣にエール
北海道コンサドーレ札幌が20日の練習試合で対戦した沖縄県1部の社会人チーム・FCセリオーレ。そのチームの一員として試合に出場したのが、共に札幌でプロキャリアをスタートさせたMF上里一将(37)とFW上原慎也(37)だ。
共にFC琉球のスタッフ兼セリオーレのアマ選手
プロ生活の晩年を生まれ故郷である沖縄のJクラブ・FC琉球で過ごした2人は、共に2022年シーズンをもって現役引退。上里はアカデミーコーチとして、上原はフロントスタッフとして琉球に携わる一方で、23年からは2人揃ってセリオーレでアマチュア選手としてプレーしている。
上里「Jの強度とかスピード感を久々に感じ取った」
今回の練習試合にボランチとして先発フル出場した上里は「懐かしいメンバーとJ(リーグ)の強度とかスピード感を久々に感じ取って、楽しかったですね」と笑顔を見せた。上里は昨年の札幌の沖縄キャンプで行われた町田との練習試合で、札幌の練習生としてゲームに参加。形は違えど、2年連続で札幌のシーズン初実戦のピッチ上に立つこととなった。「去年参加した時は(控え組中心で)知っているメンバーじゃない若い子がいっぱいいて。今日は知っているメンバーと対戦できて、いろいろ駆け引きもあっておもしろかったです」。
上原「まだまだ知っている人も多いので、本当に楽しくできた」
一方、上原は仕事の都合で1本目の20分頃から途中出場し、左サイドでプレー。30分に味方GKからのボールを受けると、左足で豪快なミドルシュートを札幌ゴールへ突き刺した。「GKがいいボールを蹴ってくれました。スペースに走ったらめっちゃいいボールが来たので、決めるだけでしたね」とファインゴールの場面を振り返っていた。
上原にとっては久しぶりとなる札幌とのふれあいの場になった。「毎年沖縄に来てくれますし、僕らが札幌にいた時から使わせてもらっていた縁のある金武町で、対戦相手として試合ができて。知っているメンバーだったり、トレーナーさんとか会社のスタッフとか、みんなまだまだ知っている人も多いので、本当に楽しくできました」と、こちらも笑顔を見せていた。