冬季スポーツ
ルーキー坂野旭飛が初のW杯メンバー入り 父で雪印監督の幸夫さんの後を追い、世界へ飛び立つ【STV杯ジャンプ】
■STVカップ国際スキージャンプ競技大会兼コンチネンタル杯第12戦(1月21日、札幌・大倉山ジャンプ競技場)
SAJの派遣基準満たす
ノルディックスキー・ジャンプ界のホープ、坂野旭飛(下川商高3年)が、2月17日開幕のW杯札幌大会に開催国枠でメンバー入りを果たした。21日のコンチネンタル杯第12戦は118.5メートルで2本目に進めなかったが、全日本スキー連盟(SAJ)の派遣基準を満たし、うれしい初切符を手にした。父は元選手で現雪印メグミルク監督の幸夫さん(47)。父の後を追い、札幌から世界へはばたく。
昨季インターハイ王者「高ぶってる」
昨季のインターハイ王者が、いよいよW杯デビューを迎える。「通用するかわからないので、自分のレベルの確認だったり、他のうまい選手をしっかり見て自分の成長につなげていけたら。吸収していきたい。挑戦する側。ワクワクもありますけど、高ぶってる感情です」と、初の大舞台へ意気込んだ。
昨年のW杯はテストジャンパー「レベルの差」実感
昨年のW杯札幌大会では、テストジャンパーを務めた。世界最高峰の選手に混じり、同じ条件で何度も飛躍を重ねた。「ゲートがすごく低かったのを覚えている。あそこでテストジャンプして、100とか90メートルしか飛べなくて、レベルの差を思い知らされた」。インスタには「来年はこの舞台に立てるように」とアップしリベンジを誓った。