ファイターズ
上原健太 競争激化も開幕ローテ残り1枠譲らん 結果で信頼再構築へ
殻を破った長身左腕が鎌ケ谷で自主トレ
日本ハムの上原健太投手(29)が22日、自主トレ中の千葉・鎌ケ谷で取材に応じ、開幕ローテーションの〝ラスト1枠〟奪取に意欲をたぎらせた。すでに、新庄剛志監督(51)はシーズン開幕投手とホーム開幕投手を指名するなど、2カード計5試合のローテ構想を明かしている。けがやアクシデントがなければ、4人は確定的。昨年、殻を破った長身左腕は厳しい競争を制し、持ち場を確保する。
開幕2カード計5試合の4人は確定的
今年の開幕は敵地でロッテと3戦し、移動日を挟み、本拠地で楽天と2戦する日程。伊藤が3月29日の開幕投手に内定し、3年ぶり復帰のバーヘイゲンは3戦目が濃厚。FAでオリックスから加入の山崎は本拠地に舞台を移す4戦目に登板する。加藤貴は3月30日の2戦目か、4月3日の5戦目が有力視される。今季は大型補強に成功したこともあり、キャンプやオープン戦を待たず、実績を加味してローテーションが固まってきている。
「ここで上原、いっておきたい」と思われる姿を
9年目を迎える上原が続く5人目の筆頭候補となる。昨年は101回⅓を投げ、4勝、防御率2・75の好成績をマークした。当然、開幕からローテの一角に食い込むつもりで「『ここで上原、いっておきたい』と首脳陣に思ってもらえるように。そういう印象を持ってもらえるような姿を見せたい」と決意を込めた。