【一問一答】ドラ1細野 卒論発表を終えてすっきり「これで野球に集中できます」
日本ハムのドラフト1位ルーキー・細野晴希投手(21)=東洋大=が23日、千葉・鎌ケ谷で2日ぶりに新人合同自主トレに参加した。前日22日は、大学で卒業論文の発表会に出席。 「大学野球投手の投球動作における運動学的特徴」と題した力作を披露した。 卒業前の一大イベントを終え、この日はすっきりとした表情で汗を流した。一問一答は以下の通り。
―卒論の発表は
「無事、終わりました。今度、最終的な論文を提出して終わりです。結構大変でした。これで野球に集中できます」
―論文で一番苦労したところは
「考察です。頭では理解しているんですけど、それを文章にするのがすごい難しくて。このデータからは、こういうことが分かるから、150キロぐらい投げられている、みたいな、そういう考察を書くのがすごい大変でした」
―今後、自分が野球をやっていく上で生かせそうな部分は
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「研究データのグラフをちゃんと自分で見て、理解できるようになったことは、ずっと生かせそうだなと思いました」
―速い球を投げるには、どこが一番大事か
「速い球を投げるには、一番簡単なのは多分、並進のスピードを上げることですね。速く動かすことで、エネルギーの大きさも高まるので、手っ取り早いのは並進のスピードを上げることだと思います。それだけだと、足が着いた時に負けちゃったりするので、結局は全部必要になってくる。並進を速くして足もちゃんとつけるようになっても、それに上半身がついてこれなかったら負けちゃう。ちゃんと全身、満遍なくやらないとダメだなっていう結果になりました」
―簡単な方法はない
「ここをやっておけば、というのはないなと思いました」
―昨日は自主トレに参加できなかったが、体の状態は
「問題なくやれているかなと思います」
―研究の結果をふまえて、理想の投手像は
「力を抜いても普通に150キロ前半とか中盤が投げられるような状態に持っていくことが理想というか目標。そのためにさっき言ったように、全身ちゃんとトレーニングして、そういう体をつくっていくのが大事」