ファイターズ
《ハム番24時》1月23日
鎌ケ谷のグラウンドを見渡したとき、違和感があった。カメラの望遠レンズで確認すると、すぐにその理由が判明した。高卒3年目左腕の松浦がヘアスタイルを一新。以前は髪を伸ばして明るい色に染め、ツイストパーマをかけていたが、黒く染め直し、後ろと横を短くカットしていた。ワイルド系からさわやか系になった印象だ。
気分転換なのか、何か期する思いがあるのか―。気になって聞いてみると「キャンプで沖縄に行くと、髪をなかなか切れないというのもあります。あと、チャラチャラしていたらダメだなと思って。ちょっと…そういうことをやっている場合じゃないなと。気合を入れるためにやりました」と明かしてくれた。
大胆なイメージチェンジは決意の表れだった。チームメートの反応はおおむね良好だったようで「入寮したころの松浦みたい、最初に会ったときの感じがする、と言われました。金村さんには『マジ短い方がいいわ』と。反応は悪くないです」と表情を緩めた。
大阪桐蔭高からドラフト7位で入団して3年目。2023年シーズンは、1度も1軍の舞台に立てないまま、終わった。危機感はある。「勝負の年だと思っている。自分の立ち位置だったり、起用のされ方を見つけていかないといけない。1軍で、エスコンフィールドで投げたい」。変わろうとする気概は、ひしひしと伝わってきた。