冬季スポーツ
アイスホッケーの北海道ワイルズが東京移転 チーム名変更も
クレインズから離脱
アイスホッケーの「ひがし北海道クレインズ」を離脱した選手らが新たに立ち上げた「北海道ワイルズ」が27日、釧路市で記者会見し、今年6月までに活動拠点を東京へ移し、名古屋や大阪を含む大都市圏を中心に活動する方針を明らかにした。チーム名の変更を検討する。
岡本博司代表は理由を「今後選手は働きながらの契約となり、東京には受け入れ企業がたくさんある。遠征費の削減にもなる」と説明した。
横浜グリッツなどと協力
ワイルズは昨年12月、アジア・リーグ参戦に向けた新規加盟の申請を見送ると発表していたが、岡本代表は「参戦にはあまり前向きではない。新しい形を模索する」と述べた。その上で「(リーグに参加する)横浜グリッツなどと主に興行を行う」との考えを示した。
「(釧路を)拠点にし続けるのは難しい」
釧路は、ひがし北海道の前身「日本製紙クレインズ」時代からの拠点だったが「半年間、市と交渉してきたが、拠点にし続けるのは難しいと感じた」とも述べた。
ひがし北海道クレインズからは昨シーズン終了後、給与遅配を発端に選手らが一斉に離脱。ワイルズは昨年6月にリーグ加入を申請したが認可されず、クレインズも11月に脱退した。