ファイターズ
2021/11/08 15:49

伊藤 開幕投手へ名乗り

パワーアップを期し、秋季練習でトレーニングに励む伊藤

 2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で、秋季練習に参加している日本ハムの伊藤大海投手(24)が来年2月の春季キャンプ初日に自身初の開幕投手に名乗りを上げることを〝予告〟した。ビッグボス・新庄剛志新監督(49)の初陣として、大きな注目が集まるであろう来季の開幕戦。このオフ、さらなるパワーアップに励み、堂々、開幕投手を目指すことを宣言する。

 「オフシーズン、自分でいろいろ考えて頭をアップデートして、スタートラインに立ってほしい」。4日の就任会見で新庄監督が発したメッセージに呼応するかのように、伊藤がある決意を明かした。
 「キャンプインの時に『開幕投手をやりたい』と胸を張って言えるように、オフシーズンを頑張ります。ひそひそと狙っていきます」。
 プロ1年目の今季はパ・リーグ新人で唯一、10勝を挙げた。チーム最多の12勝をマークした上沢と共に来季の開幕投手の筆頭候補に挙がるが、指揮官は実績を加味しない横一線スタートを明言。伊藤も堂々、名乗りを上げるべく、春季キャンプに向けて準備を進めていく。
 現在、2軍施設で行われている秋季練習に参加中。オフも常に「探求心」を持ち続けている。憧れのダルビッシュ有投手(米大リーグ・パドレス)も取り入れる左投げの練習を導入。体のバランスを整える効果があるとされ「器用にいろんなことができるようになりたい。左で140キロ投げたいんです」と野望を口にする。
 プロ入り後、初めてのオフ。「『伊藤、どこ行った?』みたいな感じで、どこかでひそひそやっています。あんまりワイワイ、ガヤガヤやるのが好きじゃない」と雲隠れも予告した。
 新庄新体制となって本格スタートとなる来年の春季キャンプ。パワーアップした伊藤大海の姿が見られそうだ。(中田愛沙美)
 

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