来季札幌加入内定のMF木戸柊摩が沖縄キャンプ合流「今年からスタメンでやっていけるように」
【コンサドーレ沖縄キャンプ】
■1月30日、沖縄県・金武町陸上競技場
オフ明けで2部練習再開
前日をオフに充てた北海道コンサドーレ札幌は練習を再開し、2部練習を実施。午前練習でパスや攻撃など、午後は5対5プラスフリーマンのパスゲームや11対11などを行った。札幌U-18出身で2025年シーズンからの札幌加入が内定している大阪体育大3年のMF木戸柊摩(21)が午前練習からチームに合流。昨年果たせなかったJ1リーグ戦出場を今季こそ達成し、本格的なプロ生活が始まる来季に向けて弾みをつける。また、DF岡村大八(26)が全体練習に完全合流。練習生として、関東リーグ2部エスペランサSC(神奈川)のMF楢本唯翔(21)とU-22日本代表への招集歴もある日本大2年のGK木村凌也(20)が参加した。
木戸「プロ選手として同じ立場で」
木戸にとっては昨年に続いて2度目となる沖縄キャンプ参加。だが昨年との大きな違いは、既にその手にプロ入りの切符を手にしていることだ。「もう契約もしていただいているので、プロ選手として同じ立場で、みんなに見せられるようなプレーをしないといけないと思っています。去年は練習生で、契約をつかむためにどんどんチャレンジしていくという気持ちだったんですけど、今年は来年から本格的にプロになるので、1年目から、もしくは特別指定(選手)中の今からスタメンを取れるように、このキャンプからアピールしていきたいと思います」と、1年後に控える正式なプロ入りを前に、早くもプロ選手としての自覚を胸に練習に取り組んでいる。
大学ラストイヤーでタイトル狙う
4月からはいよいよ4年生。大学生活のラストイヤーで木戸にはどうしても成し遂げたいことがある。「大阪体育大ではまだ大きなタイトルを取れていなくて。プロに行く前に大学サッカーで1つ大きなタイトルを取って、(大学へ)残せるものを残したいです。今年はラストの1年ですけど可能性は全然あると思うので、何かタイトルを取ってプロに行きたいなと思っています」。木戸が通う大阪体育大はMF浅野雄也(26)ら多くのプロサッカー選手を輩出している名門だが、2020年の関西学生サッカーリーグ優勝を最後にタイトルから遠のいている。その優勝も木戸の入学前の出来事であるだけに、最後の1年で今度こそ〝勲章〟を手にして、胸を張ってプロの門を叩きたいところだ。