《SHINJOの信条》優勝旅行をどこにしようかと。個人的にはラスベガス
―キャンプインに合わせた監督プロデュースの花火大会を終えて
「近くて、やっぱり感動しますね。3回目ですけど、去年は照明がついていて台無しになったんですけど(笑)。今年は欲を言えば、バックスクリーンの光も消してほしかったなと。そんな感じですね。これで選手たちが、さあ、あの花火を見てやったるぞ、という気持ちになったら最高ですね」
―ファンがビックボス最高と言っていた
「僕ぐらいですからね。こういうイベントができるのは。よそのチームもまねしてほしいと思いますね。12球団全部が花火大会でもいいんじゃないですかね。やっぱりいいですよね。見ると」
―選手はやるぞという思いになったはず
「毎年31日にこのイベントをさせてもらって、『ボス、僕たちが今度、花火を上げますんで』というメールをくれる(選手もいる)。頼もしいです」
―選手たちの引き締まった表情を見て
「いやもう、自主トレの時から引き締まった顔をしているので。今年はさあ、誰がレギュラーを獲って活躍するか。1年目が松本(剛)くん、2年目が万波くん、この2人プラス誰が来てくれるかな。一気に3人ぐらいね。2人と同じような活躍をしてくれたら、上位を必ず狙えると思うので。そのへんも楽しみにしています」
―戦力も充実してきた
「充実し過ぎています。よそのチーム、怖いんじゃないかな。本当にこの補強もあり、あとはもう結果を出せなかったら、僕の責任というところで。選手たちは思いっきりやってほしい」
―一緒にイベント出演した元木氏との会話も盛り上がっていた
「話しやすいです。同じ事務所なんですよ。関係ない(笑)。大介が巨人のコーチになって1年目で優勝したじゃないですか。あれはもう大介のおかげが、80パーセントから90パーセント。原さんには悪いんですけど(笑)。やっぱり選手たちを支えた1人だと思うので、ほんとにリスペクトしています」
―(音楽に合わせて上がる)花火がきれいだった
「ね、近かったですね。1年目の『春よ』という曲の時にうるうると来て。やっぱり、『春よ』いいですよね。よその球団もやってほしいな。俺が選手なら、さあ、やるぞという気持ちに必ずなるので。キャンプインのイベントの一つとして取り入れてもらえたらうれしいかなと思います。ほかの球団、お金があると思うので」
―イベント前のミーティングではどんな話を
「どんな話…優勝旅行をどこにしようか、という(笑)。個人的にはラスベガスがいいんだけど、どこがいいって言ったら、モルディブがいいとか。まあまあ最終的にはハワイでしょ。やっぱね、家族サービスが大事なので。支えてくれた選手たちのね。恩返しという意味でも。あとは彼女サービス。彼女のお金は球団は出せないので、選手が実費でね、ハワイで合流みたいな感じでね。彼女の力って大事ですからね。まず最初にそれを決めておこうかという話はしました」
―キャンプに関しては厳しく
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「いやいや、そういう話はしてないです。トラブルが起きた時にどう対処するか、とかね。俺が言ったのはSNSのこと。応援メッセージは励みになるけど、200件ある応援メッセージの中の3件、叩くものだった時、グラウンドで守っている時もそういう言葉が(頭の中に)出てくると思うんですよ。それでプレーに支障が出るのであれば、(SNSを)やめるか、その人をブロックして取り入れないようにしてほしいということを言いましたね」
―誹謗(ひぼう)中傷の対処として
「やっぱり気になるんですよ。俺は慣れているからいいけど、慣れてない子たちばかりなので。そういうところは、ある意味、マイナス要素しかないから。でも活躍した時の応援メッセージって、めちゃくちゃうれしいし、うまく利用してほしいなと思います」
―清宮のけがが残念
「けがをしたら注目されないんでね。テンションも下がるだろうし、置いていくしかない。それはほかの選手たちはね、ラッキー。よし、ポジションが空いたってね。競争ですけど、去年も結構、試合には出ていますし、ライバル選手はそういう気持ちに間違いなくなっていると思います。俺だったらそう思う」
―三塁には野村らがいる
「いろんな選手にやらせながら。もちろんジェイもそうだし」
―例えば郡司も
「ぐ、郡司くんは、ない。まあ、谷内コーチと話しながらになってきますね」
―各ポジションで渋滞しているが、サードはあまりいない
「そうね。つくっていかないとね。分からないですよ。若いファームにいる子でも、稲葉監督から『いいっすよ』と来たら見てみたいしね」
―有薗もいる
「誰が化けるか分からないんだから」
―決定しているレギュラー1人は万波
「しかいないでしょう」
―どういう役割を期待
「3年、レギュラーを張って注目されないと、俺はプロ野球選手と思っていないから。去年だけじゃね。まだ頼りにもしていないし。やっぱり3年、去年のような活躍をしたら、もうプロ野球全体が万波、万波となるし、球団も万波メインで、さあ、みたいになっていく。(松本)剛がちょっと逃したんでね。惜しい年でしたね。今年復活して、また来年みたいな。でも本当の一流って何年くらいですかね。12、3年?」
―けがをせずに10何年か…
「(10年以上)レギュラーですもんね。成績どうこうじゃなくてね。それ、プロ野球選手だと思いません? 長く活躍。イチロー選手なんかありえないですね。けがなく。どこの世界でも、けがしないってところがすごいなあ」
―準備が重要
「準備ね、そうそう。ウオーミングアップで滑らんもん(笑)。そうでしょ? イチロー選手もウオーミングアップで足ひねって5週間のけがしたら、途切れますからね。続けてレギュラーというのは。俺みたいに2本ここ(左太ももを指して)切れてもやるか、というところ。それくらいの気持ちでレギュラーを張っていかないといけないっすね」
―Aクラスかどうかで線引きをしているのか
「Aクラスね。もちろん。Bクラスはない。クライマックス。最低でも。行ったら盛り上がるでしょう。経験したことない選手がどのくらい、そういう場所で興奮して、さあ、いくぞという気持ちで盛り上がって。一気に。怖いもの知らず、というか。俺たち怖いもの知ってるから。怖いもの知らずのチームになってくれたら最高ですよね。優勝経験者、いない?」
―山崎、伏見
「2人だけね。ファイターズではいない。そうね。だから良かったです。最下位、最下位で。ドラマとしては」
―体形を気にしていた新外国人のレイエスは痩せていた
「本当のレイエスを見たことないから、ちょっと分からない。写真うつりはちょっと変わってくるから」
―本人は絞ったと。日本食も好きだと
「すしをね。だったら太らないでしょ。シャリ少なめで。でもね、体重とか関係なく、外国人の場合は、結果出してくれたら。分からん、こればかりは。見てみないと。結果が出なかったら2軍だし、結果を残してくれたらスタメンだし。面白いっちゃ、面白いですね。オーダーを組むにしても、可能ですからね、外国人外国人外国人で、1、2、3番というところもあるしね。相手投手が休めないような打順を組んでいきたい」
―紅白戦から、ふるい落としが始まるか
「急にはないですけど。やっぱりオープン戦の何試合か。分かるじゃないですか、光っている選手って。去年だったら浅間くんとか。光っていましたよね。去年は結構、みんな光りすぎていて悩むかなと思ったけど、けがで悩めなくなって。今年はスタートする前から悩むという」
―清宮のけがも悩みか
「いやいや。人が多くてね。(スタメンを)予想してくださいって言ったら、みんなバラバラだと思う。ちょっと考えるでしょ。外野、誰だろうって。そういう楽しさはありますね。それは結果を出してもらって、つかみなさいというところ。(他球団はある程度)決まっていますからね。あしたのキャンプ初日って、みんな気合が入っていると思う。めちゃくちゃ楽しいと思うんですよ。その気持ちを次の日もその次の日も。何ならシーズン途中ぐらいまで、もっていってほしいなと思いますよね」
【一問一答:ドミニカ出身のレイエス&ザバラ 日本の印象は? 和食は大丈夫?】