《SHINJOの信条》今年はドンドンちょうだい(笑)。去年はちょっと黙ってたので
■春季キャンプ第1クール第1日(1日、沖縄・タピックスタジアム名護)
ー初日から精力的に動いていた
「うちのチームは、あさってから紅白戦が始まるので。選手たちは、その気持ちでオフからトレーニングを積んできた。動きを見ても打球にしても、スローイングにしても仕上がっているので完璧です」
ー選手たちと積極的にコミュニケーションを取っていた
「しっかり(体を)つくってきてくれている。こっちに来たら、そんなに慌てず、自分のペースでやりなさいよというのは伝えましたね。あまり焦り過ぎると、ちょっと良くない。去年、途中でけがが多かったので。僕の時代は2月1日から体をつくり始めて、3月10日からやっと試合に出るぐらいの感じだった。今の選手はシーズンが終わって1週間も休まないんじゃないかな。もう、素晴らしいですね」
ー競争する雰囲気が出ている
「競争してレギュラーを獲りにいくという気持ちが強い選手が多い。紅白戦やオープン戦で結果を出した選手が開幕戦に出るので、競争意識はかなり持っていると思います」
ーきのう、万波選手をレギュラーと話していた。本人も自覚を持っている
「去年いい活躍をして、今年、来年とさらに成績を残してほしいですね。日本を代表する選手になれる素質はある。期待して、あとは任せます。そんなに、ああだこうだ言う選手でもないと思う。自由に、自分で考えながらやりなさいと言っていきたいですね」
ー選手ファーストで取材するが、監督にも注目が集まる
「今年はドンドンちょうだい(笑)。去年はちょっと黙ってたので。今年はちょうだい」
ー新加入の選手を見て
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「外国人が積極的で、すごく動きもいい。そんなに慌てなくていいんですけどね。コーチが『初日から慌てなくてもいい』と言っても『やりたい、やりたい。守りたい、守りたい』って。ウオーミングアップでもすごい勢いで走ってくれた。本人たちがやりたいというのであれば止めない。あまり激しく動きすぎていたら、こっちからちょっと抑えていこうかな」
―ブルペンで田中正の投球を見ていた
「すごかったね。オフにどんなトレーニングしてきたのかな? というぐらいすごかったです。150キロ超えてましたからね。でも力感がない。普通に投げたら150を超えていた。びっくりしたのはフォークの落ち。ちょっと別人になってましたね。スライダーがちょっとレベルが下がったかな?(笑)。あのスライダーでカウントを取ってほしいんですけどね。初日は、もう十分びっくりしました」
ー他の投手は
「投手コーチからは北山くんがすごかったと聞きました。フォームを変えたらしくて。足を(高く)上げるのかなと思ったら(上げずに)このまま」
ー山本由伸のよう
「そうそう。トップの位置も合っていた。先発、面白いですよね。一番、悩む投手。ボールはめちゃくちゃいいし、何かのコツをつかんでくれたら先発で。例えば、きょうのようなフォームでトップの位置が決まって、低めに集まってきたら、なかなか打てるボールじゃない。楽しみですよね」
―ローテを決めるのが大変
「めちゃくちゃ大変。5 月まで 6連戦がないですもんね。余る余る。でもね、スタートした時点ではどこの球団も余るんですよ。シーズン入る頃には『お、足りないぞ』みたいになってくるから。ここで面白いのが、生田目くん。ここ(胸を叩いて)さえちょっと変わってくれたら。あと福島くん。きょうは見てないんですけどね。去年から面白いピッチャーだなってずっと思ってて。何かきっかけを僕が与えてあげたら、化ける選手の一人ですよね。福島くんも柳川くんも」
―先発候補だけでローテが2つ組めそう
「そうなったら笑いが止まらないですよ。(福島と柳川は)だいぶ体もできてきたみたい。去年は体力がなくて、体づくりをメインでやってきた。ただ、実際には生で見てないんですよね。ビデオと生ではちょっと違うし、ブルペンと試合でも違うので」
ー打撃練習前のレイエスに声をかけていた
「僕もアメリカで野球をやって、内角のストライクっていう球が、ボールになることが多かった。早くストライクゾーンを学んでほしい。(日本では)内角のボール球をストライクと言われると『ええーっ?』てなるんですよ。そこで(打席内で後ろに)下がってほしくないんですよ。自分のポジションで対応してほしい。日本のピッチャーはアウトコースのボールが良い。下がってしまうとイメージ変わってくるから。あとは本人次第。ブルペンに入ってストライクゾーンを勉強しながら、頭のいい人間なら工夫していくと思う。初日は時差もあって思うように体が動いていない中でも、いいスイングをしていました」
-真面目なタイプ
「真面目にやって、メモったりもしていましたね。で、きょう話を聞いて、うれしかったのは伊藤くん。ミーティングでも一番前の席に座って、練習も一番最初に(球場に)来ていた。(ホテルに)戻ってから朝ご飯食べて、その後また戻って来た。人間的に変わった。それが正しいか正しくなかったのかは、シーズンが終わってみないと分からないけど。去年までミーティングは一番最後に来ていたらしい。うれしいですね」
ーレイエスは一塁を守らせる
「毎日、特打だけでもいいかなと思ってます」
ー本人は実戦で守ったことがないけど、世界一の一塁手になると話していた
「それは俺が決めることやろ(笑)。意気込みはいいけど、 こっちにも事情があるから。他のメンバーとか。 一応ボスなので。ハハハ。(一塁が)大渋滞してるね。あしたはシートノックがあるから、ちょっと見てみたいと思います」
ー50本塁打ぐらい打ってほしい
「50発とは言わないけど。2割7分の30発打ってくれれば。三振はたぶん多いと思うんですよ。 チャンスに強い選手だったら楽しみですね。ホームランの数が30、40発打ってもソロとかね。そういう選手だと、いろいろこっちも考えてしまうので。外国人選手は、始まってみないと分からないですね」
ーマルティネスの打撃内容が良かった
「一番良かったですね! 外国人の人数が刺激になってると思いますよ。一番、振れてました。競争意識を高く持って、やっていってほしいですね。きょうのマルティネスはすごく良かったです」
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