ファイターズ
宮西尚生 プロ17年目も初日ブルペン 久々〝共投〟の鍵谷には「違和感なかった」
捕手を座らせて27球 「1発目にしては上出来かな」
鉄腕に〝ベテラン調整〟は無縁だ。日本ハムの宮西尚生投手(38)が1日、沖縄・国頭で2軍キャンプをスタートさせ、年下の選手たちに混ざっていきなりブルペン入りした。今季初めて捕手を座らせ、27球を力強く投げ込んだ。
真剣な表情で投じる一球一球が、オフの充実ぶりを物語る。「初日で、まあ(オフに)立ち(投げ)は何回か軽く投げていたけど、ちょっと座りまで入れて。感覚を出すという意味では、1発目にしては上出来かな」と手応えを口にした。
進化を続ける38歳 新フォームにチャレンジ
プロ17年目を迎えてなお、自らを変化させ、進化を追い求める。現在は、新たなフォームに挑戦中だ。
「ほんのちょっとだけ、フォームを変えている。きょうのブルペンは、そこを確かめるのがメインだった。捕手が座った時にどうなるか、そこを重点的に考えた。全然コントロールできないとなれば戻すけど、実戦で試すまではいきたい」と意欲的だ。
独特の言い回しで歓迎 5年ぶりにチーム復帰した道産子右腕
ブルペン投球中、隣にいたのは5年ぶりにチームメートとなった鍵谷だった。「集中していたから、全く気にならんかった」と笑いつつ、「ランニングも一緒に走っていたし、違和感なかったね。まあ、連絡は取り合っていたし、離れた感がなかったから。意外に何も思ってなかったね、そういや。昔を思い出したりも全くなかった(笑)」と、久々に〝共投〟した道産子右腕を宮西節で歓迎した。