ファイターズ
2024/02/01 22:00

【一問一答】稲葉新2軍監督 負傷の清宮を思いやる「焦らないように。今しかできないことある」

セレモニーであいさつする稲葉2軍監督=撮影・近藤裕介

 日本ハムの稲葉篤紀新2軍監督(51)が1日、沖縄・国頭でキャンプインした。全体練習の時間を昨年までより短い3時間半に設定するなど、さっそく改革に着手。直前に無念の負傷離脱となった清宮幸太郎内野手(24)には激励の言葉を送った。一問一答は以下の通り。

―2軍監督としての初日を終えて
「あっという間でしたね。きょうはとにかく選手の動きをしっかり見ようということと、練習の時間の管理であったり、新たな取り組みをしましたので、その取り組みがどうなのかとか、きょうはとにかく様子を見ようと過ごしました」

―初日の手応えは
「みんなの動きを見ていても、自主トレをしっかりやってきたなというのがすごく分かりますし、去年の秋も見させてもらいましたけど、非常に動きはいいですし、みんな体つきも大きくなっていますし、楽しみです」

―新たな取り組みとは
「今回ファームでは、今現在では(午後)1時には練習を終わろうと。きょうは(セレモニーがあって午前)10時からだったので、1時半まで。3時間半の中で、チームプレーであったり、(打撃、守備などの)行程であったり、全ての練習を終わらせようと。あしたからは、たぶん1時まで。ファームの取り組みはやっぱり個々のレベルアップなので、個人練習をしっかりやってもらう。1日24時間っていうのはみんな決まっている中で、3時間半、全体練習、みんなでやる練習で、残りの20時間半は、個人でどう使おうがいいと。その中で、例えばコーチにこれ見てくださいとか、これ手伝ってくださいとか、あとはトレーナーもいますし、アナリストもいます。そういう専門家をとにかく捕まえて、個を伸ばすことをやっていきましょうと」

セレモニーで花束を受け取る稲葉2軍監督(右)



―稲葉監督の発案か
「これは球団全体でというか、去年から考えていて、たまたま今回こういう監督というオファーをいただいて、思い切ってやってみようということで、栗山さん(CBO)にも相談しながら」

―今までも選手の主体性を大事にしていたが、それをより推し進める
「そうですね。あと、調整するのは選手自身なので。コーチが、おまえこれやるぞ、あれやるぞ、とやるんではなくて、自分で全部、時間の管理をしたり、1軍にいったら特にそういうことが大事になってくるので、より若い選手にもそういう意識を持ってもらえたら。アメリカも、キャンプを見ていても短い。午前中にやってすぐ終わり。ファームは特に、今のファイターズは特に、個を伸ばす時かなと」

―ブルペンで栗山CBOと話していた内容は
「きょうはブルペンの後ろではピッチャーの話をしたりとか、(侍ジャパンの)トップチームのブルペンはすごかったよねっていう、そんな会話になったりとかしました。栗山さんとはすごく長い時間、話させていただいたり、きのうも一緒にミーティングしたり、相談しながらやっています」

―練習を個人にゆだねると、ばらつきが出ることもある。プロとして仕方ないか
「いやいや、そこはほっておかないようにします。ちゃんとコーチたちが見て、トレーナーもいるので、そこはほっとかないように。練習量が少なければ、そこに応じた練習、取り組みもさせなければいけないというのが、われわれの役目だと思うので。足りなければ追加するし、やり過ぎだったら止めるし。一人一人にしっかり向き合ってやっていく」

―個人練習の時間も首脳陣が見ていく
「基本的には見てあげたいんですけど、見ない方がいい時も。本当に一人でやった方がいい時もあるので、その辺はうまくね、距離を取りながら。これからですけど。これはきのうのミーティングでも全員に話したんですが、24時間はみんな平等で、その使い方でちょっとずつの差が出てくるよって。全体練習はこれだけですけど、楽だと思うのか、ここから自分でどうやっていくのかで、差はかなりついていくという話はしたので」

―ルーキーは焦らせず

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