札幌FW鈴木武蔵 3日J2長崎戦で〝3戦連続弾〟だ
【コンサドーレ沖縄キャンプ】
■2月2日、沖縄県・金武町陸上競技場
沖縄キャンプ4試合目
北海道コンサドーレ札幌は午前中にアジリティなど一部練習を行った。3日に読谷村陸上競技場で行われる、今キャンプ4試合目となる対外試合、J2長崎とのトレーニングゲームに向けた攻撃練習では、FW鈴木武蔵(29)が何度もネットを揺らすなど好調さをアピールした。
「状態は6、7割。徐々に上がってきた」
照りつけるような沖縄の強い日差しの下、エース候補筆頭のFW鈴木の存在感が日に日に増している。「状態は6、7割。コンビネーションは前からやっていたんで手応えは感じてます。コンディションが徐々に上がってきたんで、練習を重ねて上げていってシーズン通して戦える体にしたい」。3週間後に迫ったリーグ開幕へ、さらにパフォーマンスを上げていく。
「ブロックを組んだ相手をいかに崩せるか」
10日ぶりの実戦で〝3戦連続弾〟だ。1月20日のFCセリオーレ戦、24日のJ1川崎戦、共に45分間の出場で1ゴールずつ決めた。28日の町田戦は脚の張りで回避したが、あくまでも大事を取っての措置。長崎戦のテーマは「前回の町田戦では、引いた相手に対してなかなか崩しきれないところもあったので、相手がブロックを組んだ時にいかに自分たちが崩せるか慌てずにできるかが、明日の試合でできたらいい」。劣勢の局面を打開する方策と自信。これを手にすることが出来れば、攻撃的サッカーにさらなるオプションを装備することが出来る。
引き続き社会貢献活動も
社会貢献活動も継続する。鈴木は札幌に移籍した2019年、自らの経験を踏まえ、ひとり親家庭の小学生らを対象にしたサッカー教室「MUSASHI CUP」を札幌市内で開催。20年にはMF荒野拓馬(30)らチームメートとNPO法人を設立し、コロナ禍で苦しんでいた農家らを支援してきた。22年にスポーツなどを通じた社会貢献活動をたたえる「ヒーローズアワード」のアスリート部門を受賞。昨年12月にも旭川で同杯を開催し「これからも続けていきたい」と意欲を見せる。再び〝道民〟になった鈴木が、ピッチの内外で北海道に貢献する。