達孝太 気付けばダルそっくりフォーム 初日ブルペンは平均148キロ「今までで一番」
今季ブレーク期待の3年目右腕 手応え十分の新フォーム
試行錯誤の末、気付けば憧れの人に近づいていた。日本ハムの達孝太投手(19)が2日、沖縄・国頭で行われている2軍キャンプで練習を行い〝ダル流〟新フォームへの手応えを口にした。
以前まで、投球時に本塁方向へ突き出していた左手の位置を、三塁方向に変更。足を上げ、ひねりを入れる2段モーションも合わさり、ダルビッシュ(パドレス)のフォームとそっくりだ。
理にかなっている大先輩の投球動作
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「まねしようとして、まねしたわけではないんです。この身長(194センチ)、腕の長さ、体形があって、何が一番、再現性高く表現できるか考えた時に、ああいう投げ方だなと。ダルビッシュさんが(投球動作で)やっていることが、理にかなっているのではと最近、思い始めてきました。最初は、右肩の痛みがあって、(右腕が)上がってこなかった。(左手を)こっち(三塁側)に出すことで、こっち(右腕)が楽になる。それを考えて三塁側に出したら、たまたまダルビッシュさんのようになりました」
前日にはブルペン入り 自身も驚きの順調ぶり
初日の1日にブルペン入りし、最速150・5キロを計測。投じた直球21球の平均球速は、148キロだった。力の入れ具合はまだ7割程度で「(良すぎて)怖いです。今までで一番じゃないですかね。これだけ安定して、出力を出せたことはない。ボールも、体の状態も悪くないので、いいと思います」と自画自賛した。
10日の紅白戦に登板予定 「気持ちは、全部真っすぐです」
初実戦は10日の紅白戦を予定している。「キャンプ、オープン戦である程度、投げられるところを見せておかないと、シーズンに入って(1軍に)上げてもらえる確率が落ちるかもしれない。しっかり投げたい。気持ちは、全球真っすぐです」
まだ19歳の3年目右腕に、覚醒の予感がぷんぷん漂っている。