ソフトバンクから現役ドラフトで加入した日本ハムの水谷瞬外野手（２２）が２日、沖縄・国頭で行われている２軍春季キャンプで汗を流した。全体練習終了後には特打も敢行。力強いスイングを繰り返し、新天地での飛躍を期した。一問一答は以下の通り。

―新しい環境には慣れたか
「まだ全然、慣れていないです（笑）。だんだん顔と名前は一致してきたんですけど、まだ投手があんまり分からない。もっと言えば、年齢が上か下かも分からない。結構、トレーナーさんが気を使って声をかけてくれて、やりやすい環境をつくってくれている。でも、あまり慣れ慣れしくしないようにしたい（笑）」

―青いユニホームに違和感はない
「本当ですか。ちょうど今も、打っている時に反射して見えたんですけど、違和感しかなかったです（笑）」

―キャンプのテーマは
「１年間戦える土台づくりは考えています。チームも場所も変わったので、一から出直しの気持ちで。国頭からスタートで、落ちることはない。ずっと上がっていくつもりで。キャンプだけではなく、１年間を通して上がっていく。合格点が出るか分からないですけど、いい形で終われるようにしたい」

―打撃では飛距離がすごい

「全然です。昨年のフェニックスで、リハビリまではいっていないんですけど、左手首を痛めて感覚がずれ出したので、そこも含めて合っていないところもある。トータルで見て、まだまだ課題もありますし、感覚を取り戻していかないといけない」

―新天地での実戦１打席目は注目される
「いや、僕そういうのド緊張するタイプなので、変なふうに見られないようにしたい。一発目から結果を出せればベストだが、そんな人生うまいこといかないので」

―宿舎ではどう過ごしている
「部屋にこもっています。緊張しちゃうので」

―誰か仲良くなった人は
「同級生の松岡。同じ現役ドラフトで来て、彼が声をかけてくれたので心のゆとりができて、ありがたいなと思いました。こっちに来てからも、来る前も助けてもらった。なかなか聞ける人がいない中で、ご飯も宿舎の食事会場に付いてきてもらった。だいぶ助かった」

―浅間、今川らと同じポジションで一緒に練習した
「名前も知っている方たちですけど、一緒のチームで同じ外野手でライバルになるので、すごいなーとは見ていられない。見て盗めるものは盗んでいきたいです」