ファイターズ
2024/02/02 22:25

《ハム番24時》2月2日

 同学年の浅間と今川は互いにどこか、壁を感じているという。現在はともに沖縄・国頭の2軍キャンプで汗を流し、練習中は同じ外野のポジションで行動を共にすることも多く、笑顔で会話を交わす場面もある。決して仲が悪いわけではない。ただ、気を使い合ってしまっていると感じているそうだ。

 道新スポーツWEBの連載企画「アイツらのことならオレに聞け!」では、浅間が今川について「いまだに、今川は同級生全員に気を使っています。顔、引きつっている時あるんですよ(笑)。そこを崩していきたい。もっとありのままを出してほしいです。もっと仲良くしたい。薄っぺらい話じゃなくて、深い話がしたい。顔引きつるのだけはやめてほしい(笑)」などと話していた。

 今川にも言い分がある。「まだ距離あるみたいないじりを、いつもしてくるんですよ。入団した時から、高卒で先に入っていた浅間、清水、石川直には壁があった。同級生だけど先輩感があったんです。でも(清水)優心は向こうから話しかけてくれるタイプでしたし、(石川)直也は高校の時から関わりがあったのもあって、すぐに仲良くなれた。浅間は話すし、仲もいいんですけど、いまだにちょっと最後、薄い壁がある(笑)。お互いけん制し合っている感じです」と、浅間にも距離を縮められない責任があると言いたげだった。

 今川の意見を聞いた浅間は「気を使われると気を使うんですよ。人ってそうじゃないですか」と、あくまで今川に原因があると主張した。

 今川は勇気を出し、一歩、踏み込んだ。「(浅間に)記事、見たよって話して、冗談でサシで飲みに行こうぜって言ってみたんですよ」。誘いを受けた浅間は「実現しないんじゃないですか。ハードル高いです」と、当初は難色を示したが、「でも、きょうも外野守備で連係ミスがありました。これは普段(気を使い合う関係性)が出ているなって(笑)。これは試合で出たら、まずいなって感じましたね。サシ飲みしようかな。おもろそうですね。もし実現したら、インスタに載せます」と最後は前向きだった。

 浅間、今川が2人でじっくり、酒を酌み交わす日は来るのか―。報告を楽しみに待ちたい。

外野守備練習で紺田コーチ(中央)と話す浅間(右)と今川

  

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