ファイターズ
金村&根本が初実戦で2回無失点 開幕ローテ争うホープが火花バチバチ「ちょっとイラッとした」
■紅白戦 紅組2ー0白組(2月3日、タピックスタジアム名護)
紅白に分かれて先発登板 揃って好スタート
日本ハムの金村尚真投手(23)と根本悠楓投手(20)が3日、沖縄・名護キャンプで行われた紅白戦に先発し、両者ともに2回無失点と好投した。開幕ローテーション入りを狙う両腕は、今季初実戦で上々のスタート。残りわずかな先発枠を巡り、アピールに成功した。
ギアを上げてピンチを凌いだ金村 「紅白戦といえど失点したくなかった」
バチバチと熱い火花が飛ぶほど、先発陣の未来は明るくなる。白組先発の金村は、二回に連打で無死一、三塁のピンチを迎えたが、冷静に後続を断ち切った。
「ヒットは打たれたけど、バッテリーミーティングで言われた通り(ストライク)ゾーンに強い球を投げて勝負できた。紅白戦といえど失点したくなかったので、ピンチになってからギアを上げました」と淡々と結果を振り返った。
根本は新球も試投 今後にプラスの収穫と課題
一方の根本も、余力を残しながら「0」を並べた。一回は2球で2アウトを奪うと、3番・今川に対しては新球のスラッターを試投。速く鋭い軌道で内角に食い込むボールを使い、思惑通りにファウルを打たせた。
「1球しか投げてないので、もう少し投げてみないと(使えるか)分からない。悪くはなかったけど、ボールもう1個分、内側に投げたかったかな」と課題と収穫を同時に得た。