ファイターズ
《ハム番24時》2月3日
例年通りの光景だが、毎年「さすがだな」と思わされる。沖縄・国頭で2軍キャンプに参加しているプロ17年目の宮西が、初日の1日に続いて3日にもブルペン入り。〝中1日〟で51球を投じた。2軍の全体練習内で3日間中2度、ブルペンで投球練習を行ったのは、38歳の鉄腕のみだ。
「いつも通りだけど、どっちかっていうとオフは走り込みばっかりするし、投げ込みっていうのはあんまりしてこないから、だからキャンプで投げ込まないといけない。 昔から変わらないね。もう、1日ごとに入るのはクセやね。球数はその時のコンディションに合わせるけど、基本的にはキャンプまでに、全ての準備を終わらせて、キャンプから実戦モード。それは変わらない」と力強かった。
開幕に向けた調整とは別に、もう一つ、キャンプで多くブルペンに入る理由があるという。「もちろん、結果が全てだけど、アピールは大事。コーチには、そういう場(ブルペン)に立たないと見てもらえないし、昔から変わらず、そういう意識はあるよ。ブルペンに行けば、投手コーチだったり、監督がいたり、いろんな人がいる。いくらサブ(グラウンド)でキャッチボールしていても、アピールにはならへん」
チーム最年長の大ベテランが、キャンプ初日からブルペンで首脳陣に〝今年の俺はやるぞ〟とアピールしている。 「さすがだな」と思うしかない。